「【グリンデルバルトを演じた、マッツ・ミケルセンの魅力全開作。但し、第1.2作の復習は必須。2作目公開から3年5ケ月振りの公開はシリーズモノのタームとしては、長くないかい?】」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【グリンデルバルトを演じた、マッツ・ミケルセンの魅力全開作。但し、第1.2作の復習は必須。2作目公開から3年5ケ月振りの公開はシリーズモノのタームとしては、長くないかい?】
ー 第1作(2016年11月23日公開)で登場した、主人公魔法動物学者ニュート(エディ・レッドメイン)、マグル(普通の人間)のジェイコブ(ダン・フォグラー)、強大な闇の力を持つが孤独感を抱えるクリーデンス(エズラ・ミラー)、マクーザ(アメリカ合衆国魔法議会)に所属するクイニー(アリソン・スドル)とティナ(キャサリン・ウォーターストン)、そして魔法動物、ボウトラックル、ニフラーはそのままのキャスティングで出演。
第2作(2018年11月23日公開)で満を持して登場した、ダンブルドア(ジュード・ロウ)も無事、登場。
けれども、”黒い魔法使い”グリンデルバルドを演じたジョニー・デップは登場せず、マッツ・ミケルセンがジョニー・デップも真っ青のイケオジ魔法使いとして登場する。(ここら辺の大人の事情は割愛。)-
■このシリーズはご存じの通り、「ハリー・ポッターシリーズ」より数十年前のアメリカが舞台として始まった。
で、漸く公開された今作では、1.2作の楽しき魔法動物の登場は激減し、けれども登場人物の関係性はそのままに描かれているため、相当なファンタビのファンでないと、物語について行くのに苦労すると思う。
第1作も、2作も劇場で観て、昨晩書棚からゴソゴソパンフレットを取り出して復習した私が言うのだから間違いない・・、筈。
◆感想
・今作の主人公は、ニュートではなく、マッツ・ミケルセン演じる”黒い魔法使い”グリンデルバルドである。(断言する。)
冒頭のシーン、ダンブルドアとグリンデルバルドがレストランで対峙するシーンはその後の展開を大いに期待させてくれる。
マッツ・ミケルセンの圧倒的な存在感と冷酷な演技が、この作品の見所であると言っても、過言ではない。
・だが、観ているうちに”この作品、第一作と第二作を観ていない人はついて行けるのかなあ・・、”などと思い始める。
- 案の定、隣のカップルは”面白かったけど、人が多くて良く分かんなかった・・。”と言って席を立った。-
・無事、マグル(普通の人間)のジェイコブ(ダン・フォグラー)、と魔女クイニーが結婚式を迎えたのは、ヤレヤレ良かったなあ・・。
<ダンブルドアと”黒い魔法使い”グリンデルバルドの関係性は分かったが、クリーデンスの哀しきシーンとか、クイニーとジェイコブの関係性とか、ラストちょっとだけ登場するティナとニュートの関係性とか、シリーズ初見の人は分かったのかなあ・・。と余計な心配をしてしまった作品である。
だが、今後の展開には大いに期待出来る内容の作品であった。>
■同一登場人物のシリーズモノは長くても2年に一回のペースでお願いしたいモノである。クリーデンスの表情も、前作に増して暗かったなあ・・。ハア。
前作二つを観ずにこれを見てももはや何のこっちゃ?なのは間違いないです。しかもハリーポッター見ておくべきだしなんなら原作も読んで置いた方がより楽しめます。ちょっとしたセリフに小ネタが挟まれ笑えるし、何よりファーストネームで呼んだりセカンドネームで呼んだりするから両方をしっかり覚えておく必要があるしハリーポッターの世界感をわかってるよね?の前提での展開。そこが私的には大いに満足感を煽られたポイントとなりました。興奮し過ぎてます?