エルヴィスのレビュー・感想・評価
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エル様を殺したのは、誰?
子ども騙しの モンキービジネス
寄ってたかって 分け前を漁る
子ども騙しのモンキービジネス
まともなヤツは 一人もいねぇぜ
忌野清志郎「ドカドカうるさいR&Rバンド」
世界一稼いだ人は、世界一搾取されてたんですね。因みにキヨシローも、世話になった人が、井上陽水を連れて事務所から独立。契約が残っていた彼は、足留め。仕事、干されたそうです。ヤバい業界ですね。
俺は 付き合いにくいぜ
義理も恩も 屁とも思わないぜ
だって 俺は自由
汚ねえこの世界で いちばんきれいなもの
それが 俺の自由
忌野清志郎「自由」
エル様が、義理も恩も屁とも思わないヒトだったら、あんなに苦しまずに済んだかも。彼がキングオブR&Rと呼ばれたのは、彼が自由だったからではなく、旧き因襲との葛藤と、新たなる時代に歩み出した勇気にあるのかも。大いなる名誉は、大いなる犠牲の上にあるようですけど、恩人を裏切ってでも、魅せたステージから見える世界は、どんな色だろう。
誰かエル様を、自由にしてあげて。
さて、私達は、ステージで煌めくスターに何を求めるのかな?。自分では叶えられない夢?。口に出せない願望?。大きな夢は、ヒトを成長させるかも知れませんが、その夢を、他者に押し付ける、他者に投影することは、どこまて許される?。世界はそれを愛と呼ぶ?。
ヒトの夢をお金に替えて、私腹を肥やす輩も、どうかと思いますけど、「ブラックスワン」のように、叶えられなかった夢を、家族に求める恐怖を描いた映画みたいに、私達の夢が、誰かの人生破壊しているとすれば…。
エル様を殺したのは、誰?。
「HOT HOT GUMBO 93」
あの西田敏行も、ささきいさおも、駆け出しの頃、エル様の歌まねで有名になったとか。エル様の影響は絶大です。
もう30年経つんですね。BO GUMBOSのメンバーが、再びライヴすることはないのですが、海を越え、時を超えてエル様の思いは、紡がれています。
エル様の思いを受け継ぐのは、誰?
初めて途中で帰りました
音量うるさすぎ!手や洋服で耳を塞ぎつつ1時間頑張ったけどやっぱり我慢できず、数秒毎にコロコロ変わる画面も気持ち悪くなってきて勿体無いと思いつつ初めて映画館来て途中退場。。
数秒毎に場面が変わるから悪夢観てるみたいで気持ち悪かった。あと映像の迫力に対して人物描写が薄っぺらすぎ。全然気持ちが追いつかないまま場面が進んで内容は全く入ってこない。エルヴィスの音楽もっとじっくり聴きたかったのにLIVEのシーンはほとんど無いので期待しない方がいい。
終始、不協和音の不快なBGMとエルヴィスのマネージャーの不安を煽るナレーションで全く気分が上がらない。最後まで見てないから分からないけど、他のレビューを読むとこのマネージャーが実質的な主人公だったらしいからそこは少し納得。カーニバルでの見世物小屋やエルヴィスが音楽に目覚めた時の描写、ライブで絶叫してる女性たち、、などカルト的な世界観も安っぽく感じて受け付けなかった。本当に予告の印象と全然違くて騙された!まぁ私には合わなかった。この映画を観るために仕事終わらせてダッシュで来たけど期待しすぎた訳じゃないのに。。
1人の偉大な人の人生
この映画が予告でやると見た時、これは見ないといけないと思った。
父がプレスリー世代で、僕はあまり凄さを分からなかったけど、もしコンサートがあったら
行きたかった。
フレディマーキュリー、エルトンジョン、最近歌手の映画を見てきたが、この映画はこの映画によってまた1人の偉大人物の人生を知れてよかった。
最後42歳、若すぎるよね。寂しかったんじゃないかな。金と女、人生寂しいな。
エルヴィス映画ではなく、バズラーマン映画
時代錯誤なヒップホップ調の劇中歌や、過剰演出とも言えるシーンの連続は、今までの伝記映画とは明らかに一戦を画している。
エルヴィスという題材すら自分のものにするバズラーマンあっぱれ
ただエルヴィスファン的にはそれがいいのか悪いのか。
なんですよね〜
公私共にまさに「キング」だったのでしょう。
エルヴィスがいなかったら、ロックンロールはなかったんだろうし。
自分のやりたいことをやりたいようにやる。
ジャンルというよりも生き方・姿勢がロックンロールかどうか。
オレはそこに責任を付け加えて生きていきたい。
Rock'n'Roll is ENJOY EGO.
エルビスの事はそんなに知らないけれど
ルーツがゴスペルにあったとは知らなかった。
最初はそんなに似てないんじゃと思っていたけれど、どんどん似て来た。
最後の方、え?本物?と思うくらい。
声もそっくりだった。
まあ本物も出て来たけど
どっちかわからんシーンもあった。
強欲マネージャーの物語かよって思うフシもあったけど
もっと何か出来る事なかったのかな
せつない。
映画館に手を引かれて入って来たおばあちゃんがエンディングで頭でリズム取ってたのには感動。大好きな人だったんだね。
濃厚で短い人生を生きた男
エルヴィスについて知れる作品。
バズさんの映像美とテンポ良きストーリー展開はさすが。
彼の家族想いな人柄や貧しい中から這い上がってスターになるまでの努力家な一面が垣間見れた。
時代に翻弄され、流されがちな気弱な性格。
悪どい大佐との出会いが彼の才能とチャンス、命さえも摘み取られてしまう結果に…
人並みならぬ才能を持ち合わせていても、時代や人との出会いで吉にも凶にもなり得る。
まさに運命とはこういうことか…と感慨深かった。
まるでドキュメンタリー!
エルヴィス派ではなかったので全盛期当時の姿を詳しく知りませんでした。大変勉強になりました。
ソウルミュージックやR&Bをロックに融合して新しい時代の音楽を創設したもの凄い人だったんですね。
主演のオースティン・バトラー素晴らしい演技でした。2年も前から役づくりに専念された、まさにプロフェッショナルです。
感動しました。
トム・ハンクスの怪演には脱帽です。見事。
是非映画館で🎦
64
スノーマン道の映画
全ての音楽シーンは素晴らしい!ノレます。それだけでも充分劇場鑑賞に値しますし、ストーリーも壮麗・緻密で見ていて収まりが良いです。
若干奥歯に物が挟まったようなのは、私がエルヴィステプレスリーのファンではなくて(世代的に彼を晩年〜死後知ったので、ギャングはびこるラスベガス・カジノのホテル会場で、変な衣装と変なもみあげで歌い上げる太ったオッサン歌手というイメージ)、アメリカ人でも無いからで、今一つこの映画の主訴がよく分からなかった。ほかの日本同胞の方々はみな分かるのでしょうか。
ただ私の物知らずの固定観念から、「プレスリー」=「米国・白人・金満文化」の象徴くらいに勝手に片付けてましたが、実際の彼はゴスペル・黒人音楽から生まれ出で警察の監視下でも歌うという、立ち位置はエミネム以上、音楽性でビートルズ以上の“ヤバい”革命的ミュージシャンだったのですね、勉強になりました。どうりで1990年に「ミステリー・トレイン」とか観ても趣旨が全然理解出来なかったわけですわ。
一方純粋にお話の内容としては、エルヴィス役のオースティン・バトラーが何ならエルヴィスの実物よりもカッコいいイケメン+超絶ボディシェイカーなので、“偉大”に向かう繊細な若者の内面云々というよりまるで「完璧な大活躍(音楽シーン)の合間に自己の存在に悩むアベンジャーズの若手スーパーヒーロー」のように見えて、ちょっと非現実な印象を受けてしまいました。
その代わり、やはりトム・ハンクスが前面に出てきた時の存在感はとても大きく、物語の背骨はどちらかと言うと「パーカー大佐の一代記」に近い… おかげで、
“本人自体は色々ボロボロだが、商売で人と交わっては一言交わしても道端でころんでもタダでは済まさない”
「スノーマンの道」をしっかり心に刻ませてもらいました。総じて音楽を楽しみつつ人生の教訓となる映画でした。
でも鑑賞後はなぜか、私の心のふるさと映画「ブルース・ブラザース(1980)」が無性に観たくなりました。どうしてだろう?あっちの方がフザケているけどソウルがあるような… 。
篭の中のエルヴィス
エルヴィスの事はほとんど知らないので、何が凄かったのか?を観に
しかし、どこが凄かったのか?ダンスが?ファッションが?歌が?
操られても自己満足のステージでチャラ
それ以外の楽しみは無い悲しい人生だったのか?
しかし、大佐は偉大だ!
ブラックミュージックのルーツをうまく演出
エルビス・プレスリーといえばファッション的にはロカビリー的なリーゼントの印象と腕に紐がついたひらひらの衣装ともみあげって印象がある。音楽的にはブラックミュージックを白人なりにアレンジしたアーティストってイメージ。ゴスペルの影響を受けているってことも知っていた。でも、住んでいるところから黒人の居住地区だったとは知らなかった。
この音楽的なルーツが後々まで影響を与えているって作りがいい。前半のステージアクトもたしかにカッコいいし、ブラックミュージックを演っていることで受ける迫害に対抗する姿もいい。でも、後半ラスベガスのホテルのステージがさらにカッコいいって作りは正解。ゴスペルやブルースがベースにある彼のルーツがわかる。ルーツに戻るって大事だよな。
黒人ミュージシャンとの交友が描かれていたのも楽しかった。BBキングやリトル・リチャードや、ファッツ・ドミノなんかも。ストーンズやビートルズの名前も出てきたりしてあの時代感が出ていたと思う。人種隔離政策やキング牧師の暗殺なんかもキッチリ描いていて、プレスリーを語る上では欠かせない要素なんだと再認識した。
使われている曲も、プレスリーの曲なんだけど、今のアーティストがカバーしてる曲がかかったりする。だからラップが入ったりしてるのが違和感あったが、それも実はカッコいい。プレスリーのミュージカル(歌いながらセリフを話すなんてことはないが)と思えばアリだ。これもブラックミュージックってことか。
アイドルのように映画に出演して演技していたことは少年時代に疑問に感じていたが、なるほどという感じだった。腕のひらひら衣装はこの時の印象だったってことも理解できた。でも、話自体は結構駆け足なところがある。丁寧に物語を作り上げるというより、カッコよさとテンポを重視した印象だ。でも、実際カッコよく仕上がっているからあまり文句は言えない。
ちなみに娘のリサ・マリーが後にマイケル・ジャクソンと結婚するのかーなんてことを考えてしまうのもおじさんならではの感想。
やっとピントが合った
生涯にただの一曲の作詞も作曲もしなかったエルヴィス。気にそぐわない歌詞を一行かそこら改変したくらいで、ボブ・ディランや、もっと古くはウディ・ガスリーあたりからの、今では当たり前のシンガーソングライターと比べると創造性はないのではないか?
さらには歌いパフォーマンし、ショーの一部としてのMCをする彼の印象はとても強烈だが、等身大の人物像がどうにも伝わってこない。それをもってスターというならそうでもあろう。
数多の名曲を作ったバディ・ホリーと比べると、自分には実像が見えなかったのです。
クイーンを描いた 映画と同じくらい実話的には、そこは「映画」として成立させるための嘘もあります。いや、かなりあります。彼は喫煙も飲酒もしなかったはずだし、母親がキッチンドランカーというのも疑わしいなあ。
でもこの映画によって、エルヴィスとい輪郭のボヤけた神獣のような存在にやっとピントがあったように思いました。彼は極めて創造的なアーティストだった!そこです。彼が作詞作曲をしなかったのは、ブルースマンの演奏するそれは作詞作曲したものなのかどうか微妙だったりするのと同じことだと思うと合点がいきました。パフォーマンスも創造なのですよね。
意図されたかどうかは分かりませんが、その過程を描き出したことが、彼の実像を見た気にさせてくれたのです。
なにより、ミュージシャンの伝記映画の9割以上はどうしようも無い物なのですが(断言します)、これは映画としてはよく出来てます。嘘が多いのは、そりゃ映画だから。(で済ませていいのかどうかは確信がないので星は三つ)
ここまで書き殴ってやっと分かりました。彼が残してくれた音源、ライブ映像、それが真実。なんだ、そうだったのか!
映画の論評にはなってませんね、、、
タイトルに偽り有り
観終わっての感想はガッカリ。彼の全盛期は全然知りませんが、コンサートのTV中継を見てラジオで唄をたくさん聞いてファンになった者としては、歌う場面がほとんどないのは憤りすら覚える。プレスリーの生涯じゃなく大佐に焦点を当てた様なドラマは観たくもないです!
いい映画!真実は知らなかった~😵
プレスリーは、もう居ないんだよな~😢高校生の時観た映画で、エルヴィスオンステージを思い出す。
プレスリーはステージの最後に、ハレルヤ(確か?アメリカの祈り)をよく歌ってたのかな?あの頃、他の歌手も真似してステージの最後にハレルヤ歌うの流行ってた様な。
ロックの走りがゴスペルとは知らなかった、勉強になった。
映画としては、ワクワクドキドキ感があり、見応え十分。
最後に座ったまま歌うプレスリーは感動ものです、もしかして?この映像を流したくて作った映画かも?
早死になる原因。
腰振りダンスで人気になったとは意外な発見。
まぁ、歌詞やら曲にも当然あるんだろうけど。
しかし、過激な時代だったんだね。
下着が次々飛んでくるんだから。(笑)
リアル世代ではないので思い入れとかはないんだけど、リアル世代なら突き刺さる内容ではないかと。
プレスリーの生い立ちやら、音楽の原点など興味深く鑑賞出来るかな。
この時代のアメリカも、色んな事起きていたんだね。
なぁ〜んて、歴史の勉強にもなる。
今回鑑賞して思えたのが、早死になる原因か。
この部分も、最後に出てくるけど、作り手の結論になるのかは分からんが、何か違うようにも思えた。
金に群がる連中。
コキ使われ→精神及び肉体疲労→薬に頼り→結果早死。
どこまで真実なのかは不明だが、大佐の描き方が本当なら、この人に殺されたようなもんかと思えた。
エンターテイメントの世界、売れれば生活が一変するんだろうけど、「くれぐれもお体を大事に。」
こんな事思いながら劇場を後にしました。
ご冥福をお祈ります。
エルヴィスと大佐
できれば、プレスリーのミュージシャンとしてのストーリーを期待してたんだけど、悪徳マネジャーとのブラックな腐れ縁の両面から描くドラマでした。子供の頃にゴスペルに触れて音楽の神様が乗り移ったようなエピソードは秀逸で、その後のコンサートでの白熱のライブシーンの連続は、当時の雰囲気を見事に再現していて素晴らしいです。彼のミュージシャンとしての誠実さや情熱が感じられる分、大佐の悪辣ぶりや周囲の人間のたかり振りが凄くて胸焼けしそうです。奥さんだけは最後まで理解者であることには救われるけど、結局はお定まりのショウビズ暗黒ものになっているのが残念。役者では、オースティン・バトラーが大熱演だけど、若い時のトラボルタみたいな風貌でプレスリーにはあまり似てない感じです。トム・ハンクスは珍しく悪役だけど、プレスリーへの愛憎が混じり合った複雑な役どころを上手く演じていました。
映像と音楽のセンスを観る映画
映像と音楽のカッコよさが抜群です。
画面分割やロゴ入り画面、ストップモーション、スローを駆使したフラッシュバック多用の「MTV場面」と所謂普通の「ドラマ場面」が交錯します。初めの2時間は感覚的にはMTV7に対してドラマ3の比率、更に普通の使い方とは逆に、ドラマがMTVの「つなぎ」です。要するにセンスのいいCM映像のようなシーンで出来上がっているような印象です。
裏返せばドラマ要素は希薄なので、そっち方面を期待する人には物足りないでしょう。
なにしろアメリカ人には名前を聞いただけで気絶するほどのスーパースターなので、背景や関係者の説明は省かれています。例えば大佐がサーカス出身のオランダ人とか、建物の外観見たら「ああ、グレースランド」なんてことは当然知っている前提です。
日本ではビートルズやストーンズほどの人気に及ばないので「この人だれ?」「それって何があったの?」とならないためにプレスリーと大佐の大まかな生涯くらいはWIKIで予習しておいた方が面白いです。
今までプレスリーって殆ど聴いたことなかったけど、映画館の大音響で観たら泣きそうになりました。帰りにCD買いたくなります。
最後に、やっぱハンクス選手ってすごいね。
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