「僕もパンツを投げたかった」エルヴィス jinminさんの映画レビュー(感想・評価)
僕もパンツを投げたかった
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前半のエルヴィスのかっこよさはすさまじく、僕も嬌声をあげながらパンツを投げたくなるほど。それだけに後半の彼の人生は悲しかったが、そんな中でも、68年のTVスペシャルやラスベガスの最初のコンサートなど、きらめく瞬間があったのには救われた。
彼の多面性や多層性、特に黒人音楽や黒人運動との関わりを表した演出が良かった。その多層性を体現する「ザッツ オールライト」が、最初のライブシーンと、最後の輝きとも言える後半のラスベガスのショーでともにフィーチャーされるのはまさに象徴的。
エミネムなど現代の楽曲を使用するのも、伝記映画に重奏性、普遍性をもたらそうとする試みが感じられて良かった。
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