「Versus」エルヴィス ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Versus
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エルヴィス・プレスリーという名前自体は知っていましたが、その人物の歌と半生はよく知らなかったので7月公開作の中でも本命◎グリグリで鑑賞。
音楽に対しての苦悩、売れる売れない、闇と光、とかを描くと思いきや、マネージャーとの確執により苦しみ続けるエルヴィスの姿が全体的に描かれていました。いやーそっちじゃないんだよなーと。観たかったのはステージの彼だったのに…。
バズ・ラーマン監督がもっと長いバージョンを作りたいと仰られていたのも頷ける程ステージのシーンやレコーディングのシーンが少なくて中盤はウトウト…。マネージャーの剛腕でとにかく操られているエルヴィスの姿を全面的に押されたら音楽映画での心震える体験が尻すぼみしてしまっているように思えました。
もちろん、オースティン・バトラーの動きで魅せるアクションや歌唱は本当に素晴らしく、ここを…ここを!ピックアップして欲しかったなと思うくらいの迫力がありました。これは大スクリーンでこそ映えるものだったのでこの長所を伸ばして欲しかった…。エルヴィスが生きた時代の背景の華やかさはとてもよかったと思います。
歌唱良し、演技良し、ストーリー構成△…。なんだか惜しい映画でした。求めていたものとの相違の結果なので刺さる人には刺さる、そんな作品だろうなと思いました。自分には掠った程度でした( ¯−︎¯ )
鑑賞日 7/3
鑑賞時間 10:40〜13:30
座席 G-13
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