劇場公開日 2022年7月1日

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「プレスリー」エルヴィス たけ(c)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5プレスリー

2022年7月4日
iPhoneアプリから投稿

ごめんなさい。
俺エルビス世代でも無いし、そもそも洋楽とか掘った事無いし、アニソンとか歌謡曲大好きなクソ平均以下日本人なんすよ。
ビートルズですらちゃんと聴いてないクセして、「やっぱ生き様と音楽はロックだぜー! 」とか言っちゃうタイプの、ロック憧れクソファッション野郎なんすよ。

ごめんなさい、今回勉強させて頂きました。

ロックの語源は岩じゃ無くて、ロッキングチェアと同じ意味のタテ揺れなんだよ、とか。
ロールは横揺れの意味で、ロックンロールとは勝手に体が踊り出すような黒人音楽が起源んんだよ。とか。

何となく雑学レベルで知ってた、ロック&ロールを俺ら末端まで伝えてくれたのって、エルビスプレスリーだったんですね。

映画見る限りですが、エルビス自身が幼き頃魅了された黒人音楽を歌い、彼のパフォーマンスに魅了された人達が黒人音楽を知り、そもそも差別の下層で愛された黒人音楽が世界を揺るがす。
これに恐怖を覚えた世界が、エルビスを縛ろうとした史実なんですね。
なんだ俺のよく知ってる手塚治虫や永井豪とよく似てるじゃ無いですか。

エルビスはプロデューサーに恵まれなかったと描かれてたけど、鳥山明のマシリトとか、宮崎駿の鈴木敏夫のような関係だったら、エルビスはもっと幸せだったんだろうか?
そこに明確な意図を乗せないバズラーマンも悩んだ結果の本作なんだろうな。

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