「これは失敗作品だ。」エルヴィス いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
これは失敗作品だ。
第二次世界大戦後、世界的規模のアイドル歌手としての第一号が、エルビス・プレスリーだ。今だに、この人を超える歌手はいない。グループとしては、ビートルズがプレスリーを超えていると私は思っている。
ビートルズを聞いて育った世代だけど、プレスリーの偉大さはわかっているつもりだ。彼の伝記映画として始めての作品だと思う。物凄く期待して鑑賞したが、結果はタイトルどおりである。
世界的大スターの苦悩や孤独、大スターに良くみられる取り巻き連中のたかり等、表面的に描かれて真に迫るものがない。私が一番感動したのは、最後に写し出される「アンチェインドメロディ」を歌うプレスリーの実写フィルムだ。3時間もつきあわせて、この監督や脚本家は、何をしているのかと言ってやりたい。主演の俳優さんは、良くやっていると感じた。
本来なら、私の評価点は2,5だが、プレスリーに敬意を表して加点しました。
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