「ちょっと厳し目で★2。」スペース・プレイヤーズ alalaさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと厳し目で★2。
バスケ界の有名人が出てるとのことでしたが、自分は全然バスケ詳しくないので、そういう加点はナシ。ただ、ルーニートゥーンズのゲームが子供の頃大好きだったので(アニメは知らない)、気になって観てみました。
今作は『スペース・ジャム』という1996年の作品の続編とのことですが、そちらは未見。でも観ていなくてもあまり関係ない気がしました。キャラの台詞で「前にもバスケ選手と組んだ」みたいな話がチラッと出てくるだけ(『スペース・ジャム』の主役はマイケル・ジョーダン)。
正直、ルーニートゥーンズの「ありえない」やらかしコメディが好きじゃなければ、ただただシラケるだけの内容でした。ルーニートゥーンズがよっぽど好きじゃないと観てられない人もいるかも。
自分はロードランナーが大好きなので、スローのシーンで「ミーーーーーーー」って言ってるの見ただけでちょっと笑えました。何で台詞ないのに面白いんだろうね。
ネット世界が舞台で何でもありのため、映像はネオンっぽくて華やかですが、それで言ったら他のレビュアーも挙げている通り『レディ・プレイヤー1』の方が数段上。如何せんバスケの話なので『レディ・プレイヤー1』より遥かにスケールが小さいし、更に言えばバスケもほとんど関係なくなってるので、バスケファンにも物足りないでしょう。じゃあ何が売りかと言われたら、もうバスケの有名プレイヤーが出てることと、ルーニートゥーンズのキャラが出てるってこと以外特になくなる。
ワーナー映画ファンなら、プレイ中の観客の中に他のワーナー映画キャラが沢山出てるので、それを見つけるのも楽しいかと思いますが、これに関しても相当な映画オタクでない限り「そのために観る!」というほどの動機にはなりえないと思います。話に関わってくるわけでもなく、本当にただの賑やかしでしかないので。
全方向に中途半端な作品だったなという印象。
何か皆でキャッキャ楽しそうにしてるのを見てるだけで楽しい、くらいの心を持ってる人向け。