「また、新たなバットマンが生まれた!」THE BATMAN ザ・バットマン ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
また、新たなバットマンが生まれた!
いやー、ビックリです。 同じ「バットマン」を扱った映画なのに、どうしてこんなに違うんだろう。 毎年、違う個性を持った仮面ライダーが登場するのに、どの映画も同じような作りになる邦画に見習ってほしいです。(だから、子供向けの一言で終わっちゃうんだろうね)
DCも「シャザム」とか「アクアマン」で、ちょっと軽めのユーモア路線に傾いていくのかと思ってたら、この「ザ・バットマン」は、メチャクチャヘビーでハードでした。
ただ、長いよね。映画館で見た時には、その淡々とした展開に飽きが来ることもしばしば・・・ 体調がイマイチだったのか、長めの瞬きをしてしまって、話が飛んで???なところもありました。
ところが、今回、Blu-rayで見直したら、メチャクチャ面白い!全然、長さを感じません。
すっかり魅入っちゃいました。やっぱり、体調ってのもあるんですかね。
さて、本編ですが、謎解きがメインのミステリー仕立てです。
謎が謎を呼ぶって感じで、展開が気になるストーリーですが、相変わらずド派手な画面の連続です。 特に雨の中のカーチェイス、なかなかしびれました。 クライマックスのゴッサムが○○になるところもド迫力で見応えあります。
戦闘シーンも、苦戦を強いられたり、暴力的になったりと意外性があって楽しめました。
キャットウーマンもカッコよくて良かったです。可愛らしい表情も見せたりして、セクシーなところも抜群でした。
「ダークナイト」みたいな重厚なバットマンはもうないだろうと思っていたけど、別な雰囲気でこの作品も結構シビアでした。
ホンッと、じっくり何度も見てみたい一本です。
【ネタバレ】
なんか、リドラーがショボくなかったですか? あんな殺人事件を起こしておきながら、あっさり逮捕されちゃうし、普通の見た目でインパクト無いし。あのたくさんの人達、みんなでリドラーってこと?ヴィランって感じが全然しませんでした。
ただね、グロい連続殺人と、堤防破壊によるゴッサムの水没と、やってることは、えげつなかった。