「美しく、抜群に格好良い」THE BATMAN ザ・バットマン neutralinoさんの映画レビュー(感想・評価)
美しく、抜群に格好良い
クリックして本文を読む
2回鑑賞。
全シーケンス、音と光の演出が抜群に格好良い。特にバットマンとバットモービルは「暗がりでよく見えないけどヤバいのが出てきた感」が音と光で効果的に表現されていて圧倒的。
そしてどのカットも絵的に美しい。キマってる。背景美術、エフェクト、キャラクターのビジュアルと存在感、カメラワーク、そしてライティング。完璧。
物語。ラスト、バットマンが子供達を発炎灯の光で導く場面が、この映画の着地点なのだなと。作品の冒頭で、自身の心の闇と共に夜の暗がりの中で恐怖の象徴として振る舞っていたバットマン/ブルース・ウェインの物語が、ここで一区切りとなる。主人公の成長というど直球な主軸がブレずに綺麗に終幕する。
その他印象的だったところ。
市長の殺害現場で、バットマンが市長の息子を視界に捉えたところでニルヴァーナ。鳥肌立ちました。
ペンギンの、たっぷり尺を使った自己紹介。キャットウーマンとの初対面も、見つめ合う時間が絶妙に長くて、意味深。3回目キス未遂は、バットマンから近寄って、ためらったような。
めちゃくちゃ好きな作品です。劇場で鑑賞できてラッキーです。
コメントする