「ガジェット視点からのバットマン(ストーリー評価無)」THE BATMAN ザ・バットマン 侍味さんの映画レビュー(感想・評価)
ガジェット視点からのバットマン(ストーリー評価無)
ノーラン版バットマンの最初にタンブラーが出てきた時、驚きと動揺に包まれていた。
それまではバートン版をベースにトッピングしての登場だったため印象が薄かった。
ミスターフリーズ版は尾翼がふらふら揺れるのが気になった。
ランボルギーニからの着想と言われているタンブラーはもはや戦車である。
爆音を鳴り響かせ、ダークナイトではバットポッドまで射出する。
今でも記憶に新しい。これでこそダークヒーローだと印象付ける位影の主役だった。
時を経て、ザック版の薄いバットモービルを経て登場した今回のバットモービル。
ヒロインのゾーイクラヴィッツも相まって殆どMAD MAXのようなスパルタンな車に仕上がった。
一応ジェットエンジンは積んでいる。
ただ、それだけ。
シンプルに爆音を鳴り響かせ、ペンギンを追い詰める。
気分はデスロード。
賛否両論あると思うが、僕は好き。
バンダイから出るプラモデルも予約した。
でもやはり、ティムバートン版の優雅さには負ける。
数多くのアルフレッドが登場したが、今作のアルフレッドが最強ではないだろうか。
ゴラム役の記憶も薄くなり、モーション役から今や重鎮の貫禄まで見せるアンディーサーキスは今作は特にガジェットを手がけていない。
手紙を読んでるか病床で寝ている。
今作にバットスーツはケープの収まりがカッコよく首回りのデザインは歴代上位だと思う。
そして最初からver.2.0とでも言える完成形で登場。
両腕の武器に加え、今作は胸のバットマークが武器として機能する。初めてでは?
基本目新しい機能はなく、本来の探偵コミックの要素を重視しているため全てが地味に見えるけど、しっかりとまとまっている。
良くも悪くも地味なバットモービルが今作の象徴とも言えるが、丁寧に仕上げられており、好感は持てる。
そういう意味で5点。
歴代のバットマンバカとしては至高のダークナイトを超えきれず無念さが残るが新作として劇場で観れる喜びは嬉しい。
P.S. 今作でグッズが色々あるのですが、バットエンブレムペーパーナイフがオススメです。
3個買いましょう。
P.S. 今21:05上映回を予約して映画館に来ているのですが上映時間間違えて20時前に映画館に入ってしまい、する事なくて今これを書いています。(20:31)