「ロバート・パティンソンがイケメンなだけ」THE BATMAN ザ・バットマン アメコミ好きオタクさんの映画レビュー(感想・評価)
ロバート・パティンソンがイケメンなだけ
今回の始まり方はすごく好きだった、小悪党がバットシグナルを見て背後の影を気にしてしまう、彼が悪に対して抑止力になり始めているのが伝わる。
町並みや世界観もゴッサムらしくティムバートン監督時代のバットマンによせている感じで高評価出来る。
ただ、まだバッドマンになって2年目だとしてもバットマンがマヌケすぎる。
それぞれのヒーローにとって一番重要な戦う理由が明確じゃないし、ただの人間だがただの人間じゃないところがバットマンのいいところなのに唯一の家族であるアルファベットも守れてないし、ビルから飛び降りることに戸惑うし、ミスって橋にぶつかるし、あって数日の女には心を開いてしまうし、悪役の挑発で頭が回らなくなるし。
あとブルース・ウェインが暗すぎる。ロバート・パティンソンはナレーターじゃない。あんなにイケメンなのにハンサムなブルース・ウェインを全く演じていない、表の顔が裏の顔とまとう雰囲気が同じなら顔半分出してるんだからブルース・ウェイン=バットマン誰だって気が付くだろ。そういう意味で光と闇の対比も少なくて闇が強調されない。
悪役から受ける武力には屈しないが誠心的攻撃で心を傷つけられ苦しむがそれでも殺すとい選択肢を選ばないのがバットマンだと思っているからそれが感じられないのは残念。今作が1作目でそれが今後成長して変わっていくことに期待している。