「20年は…」マトリックス レザレクションズ KEIさんの映画レビュー(感想・評価)
20年は…
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間隔開けすぎ。ほぼ話を覚えておらず、ネットで前作の解説見ながら鑑賞。前作も哲学的な要素が多く複雑だったがそれ以上に映像の凄さ、世界観がそれを上回り、社会的ブームになっていたと記憶している。キアヌの仰け反りは名シーンだったと思う。ところが今作の映像は目新しさ、斬新さが感じられず、キアヌのアクションも手から波動のようなものを出すことに終始し、これぞという格好良さ、工夫が感じられなかった。やっぱりグラサン掛けて、マント着て、バンバン撃ちまくり、避けまくるという前作は上回れない。内容が複雑なだけにせめて目で楽しませてほしかった。愛の物語ということなのだが、やはり間隔を開けすぎて、その感動が伝わってこなかったし、前作からの登場人物スミスやモーフィアスもよく分からなかった。何でスミスは助けたのかという素朴な疑問が残る。スターウォーズのように時代とともに人種や性別の多様性は意識しているが、一人ひとりのキャラ設定が薄いのでこちらも伝わらず、残念だった。今に始まったことではないが、個人的には後頭部や身体の一部にあるコードの接続部分がどうも気持ち悪い。
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