劇場公開日 2021年12月17日

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「つまんない」マトリックス レザレクションズ Nobu Satouさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0つまんない

2021年12月18日
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マトリックス1原理主義者なので、評価厳しめです
2.3楽しめた人なら楽しめるかも、
かも、

今作のポスター酷くダサいじゃないですか
この上滑り感がそのまま映像化されてます

小難しい説明は行わず、全てを革新的な映像で魅せ、詳細は見た人の想像に委ねた「マトリックス」

全てを過剰に台詞で説明し、背景の様に映像を付け足している「レザレクション」

マトリックス(トリロジーでは無く1作目)以降、自身が軽々と飛び越えたハードルを、一度も超えられず、擁護も出来ない凡作を作り続けてきた監督さんなので、覚悟はしてましたが、その想像のハードルを軽く超えるつまらなさ・・・

脚本、アクション、VFX
何一つ20年前を超えられていない

アクションシーン
2.3の劣化版焼き直しって感じで熱が無い
こんぐらいやればいいんでしょ感 の塊
そう言う意味でも2.3っぽい
激アツだった1の熱は此処には無いです

VFX
真っ白い空間に無限の銃火器が現れるシーンの革命的ビジュアリゼーション
バレットタイムが引き起こした映像革命
今作に革新は何もなく、本人による、粗雑な模倣が空虚に横たわります

最高のエンタメ映画が、監督自身によって、説明過多で退屈な舞台劇に貶められてる哀しみ

世界線的には2.3の延長、1.2.3それぞれから引用される設定やキャラがあるんですが、正直2.3よく覚えてないので、ネオとトリニティ以外はそんなにぐっとこない

所々で「マトリックス」の映像が使われているんですが、悲しいぐらい、そっちの方が魅力的

基本的に退屈な現実への抵抗(
resist)が基幹テーマなので、抵抗するべき、世界/社会/システムを打倒してしまうと、自己の存在意義を失うと言うパラドックスを抱えた、マトリックスシリーズなんですが、そんな矛盾の遙かな手前でつまづいている本作

無駄に長くて、必要のない繰り返しが多く、何を訴えたいのかもよく分からない

オチ的な着地点も、エンドロール後のオマケも、全てがピンとこない哀しみの果て映画

多分に個人的見解なので、2.3好きな方は是非

Nobu Satou
まあさんのコメント
2021年12月22日

私も1で終わらせておけば良かったのにと改めて実感しています

まあ