「娯楽映画としてはひどい出来。」DUNE デューン 砂の惑星 の~む:Reさんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽映画としてはひどい出来。
玄人の絶賛したレビューが多いが、素人からすると全く楽しめなかった。
とりあえず先に良い点をあげると、主役がイケメン、壮大な世界観ぐらいだろうか。
悪い点は映画のフォーカス、ストーリー、編集、上映時間、CG、ママンとトゥギャザー等、いろいろと挙げられる。
スターウォーズ的なものを期待して見に行ったが微妙過ぎた。
〇映画のフォーカス
原作を大事にした結果かもしれないが、
SW的にいうとハンソロに出会ったところで終わる。
レイヤ姫も助けてもないし、デススター破壊すらしてない。
B級の前後編アニメにありがちなぶつ切りで終わる。
2.5時間かけてここで終わるの?っていうのがエンドロールを見た感想。
〇ストーリー(設定含む)
西暦10,000年ぐらいの未来の宇宙の話なのに、妙にオカルトくさいのはいいとして、主人公の未来視の能力がストーリーとしての緊迫感を削ぐ方に作用してる。
未来視したシーンはまだ来てないから切り抜けられるんでしょってなってしまう。
あと、フォーカスや編集にもかかわるが、シーンの取捨選択ができてない。
まず冒頭の引っ越しまでのシーンは回想で1/10にできるでしょ。
ファーストシーンは燃え盛る城からでよくない(予知夢でみせてるけど)
〇編集
意味の感じられないカットが多すぎ。
世界観や雰囲気を出したのはわかるが、ほぼすべてのシーンでいらないカットがある。ディレクターズカット版なのこれ?
未来視のカットも今回の映画の中では到達しないところが多いから、そんなに尺取って何度もやらなくてもよいのでは。あと主役がイケメンだからってアップで長く映し過ぎ。
〇上映時間
長すぎる上に話の密度が↑も合って薄い。せめて、敵討ちするところまで行こうよ。
(原作知らないのどういう展開になるかわからんけど)
〇CG
この映画がいつぐらいに作成されたものかわからないけど、CGがちょっと古く感じた。
5年ぐらい前のCGに感じた。(あえて無機質で不気味な感じが出したいのはわかるけど、なんか安っぽい)
〇ママンとトゥギャザー
たぶん原作通りなんだろうけど。
「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」みたく、なんか「主人公を生むことでなんかスゲー壮大な陰謀?を企ててる怪しくて情緒不安定だけど、フォースみたいな力を持ってて強いお母さんは好きですか?」な母親と終始一緒なのどうなの。