「久々のビッグネーム出演だけど」魔女がいっぱい 熱帯雨林さんの映画レビュー(感想・評価)
久々のビッグネーム出演だけど
コロナによる公開延期やら中止の中、久々のハリウッドビッグネームであるアン・ハサウェイを見るために、それに第一あの「抱きしめたい」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のゼメキス作品だし、期待大で鑑賞。
うーん、本当にゼメキスが監督したんだろうか?名前貸しかと思うほどひねりや話の工夫も何もない。これ面白いですかねぇ。私には笑えるところがなかった。あくまで児童文学を映画にしたのであって、大人向けじゃなかったのかしらん。さらにグロいシーンに弱いので、魔女たちの手足の描写を見るのが辛い。また、途中からは60年代の深南部であるアラバマ州のホテルが舞台なのになんで?というところもあった。隣のミシシッピー州と並んで全米でも特に差別がひどかった所のはず。あと、主役ででも脇ででも存在感のあるオクタビア・スペンサーもあんな誰が演じても良い脇役をよく出演承諾したなぁという感想も。出演はしてなかったが、同じ時代の南部が主要舞台の「グリーンブック」の制作総指揮の一人だったのにねぇ。やはり映画が子供向けファンタジーで、余計な事実は取っ払っているのかな。
DVDレンタルで良かったかも。見て損したというほどではないけれど、全く見なくても問題なかったと思える映画だった。コロナにめげず、有名俳優の出演するハリウッド映画をこの時期に公開してくれた感謝で星一つおまけ。
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