「まるで悪夢を見せられているかのおぞましさ」魔女がいっぱい タロス99さんの映画レビュー(感想・評価)
まるで悪夢を見せられているかのおぞましさ
事前情報一切なしで観に行きました。
クリスマスが近いことからホリデーシーズンわくわく物語かと勝手に想像して観に行ったら、
良い意味で裏切られました。
ストーリーは児童文学が原作。
魔女が子どもを狙う理由や目的、主人公含む少年少女達が迎える結末も物語的です。
必見ポイントとしては、到底子供向けとは思えぬ悪夢を見ているかのような魔女達のビジュアルと世界感である。
ご存知アン・ハサウェイ。
子どもを映画館に連れてきた世のお父さんを魅了しつつ
その美しすぎる美貌とのあまりにかけ離れたおぞましい本当の姿のギャップは、
子どもたちを恐怖のどん底に落とすだろう。
ついでにお父さんたちも。
美しいものの裏側(後頭部)には醜さが常に表裏一体となって存在し、そのギャップが激しければ激しいほど何故か魅了されてしまう。
誰もが持っているであろう矛盾した価値観を強烈に引き出されるかと思います。
光りが強ければ強いほど影が濃くなるように。
そして何故か人間は、その陰を、目を凝らして興味深げに覗くように。
ストーリーやあれこれに突っ込みどころが無いと言えばうそになるけれど、アン・ハサウェイの美しさだけで観に行ったとしても十分おつりがくると思います。
というか映画館で久しぶりに外人観たー!
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