「アン・ハサウェイ姉さん大勝利」魔女がいっぱい せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)
アン・ハサウェイ姉さん大勝利
高級ホテルに泊まりに来たおばあちゃんと少年が魔女の集会に遭遇し、魔女が世界の子供を全部ネズミにする計画を阻止する話。
.
まずは、今年はほとんど洋画の大作がなかったので、こういう楽しい洋画の作品を久しぶりに見れて良かった。そして、アン・ハサウェイの怪演素晴らしかったです(笑)大きい映画館で見る映画はこうでなくちゃ!.
.
私はこの魔女軍団、フェミニストの女の人達を表してるのかなと思った。女性の権利と向上をうたうのは良いけど、最近ハリウッドは特に男は滅びろとばかりの攻撃的なものが多いんだよね〜ハーレイ・クインだったり、チャーリーズ・エンジェルだったり?.
.
だからこの作品いきすぎたフェミニストの女の人を皮肉って笑ってるような気がした(笑)アン・ハサウェイ演じる大魔女が最後吹き飛んでネズミになってしまう時、最初に落ちてくるのがコルセットなのもめちゃくちゃ皮肉。
.
コルセットが映画の中で使われてると、女性を縛るしがらみとか圧力みたいなもののメタファーらしくて、コルセットを外す時は女性が自由になった時。今回ネズミになった時にコルセットが外れるってことは、もはや今、女性の権利を声高々に叫ぶことそのものも女性のしがらみになっちゃってるってことかなと。
.
まぁ監督が男の人なんで現在の女性達への反抗とも言えるのかもだけど(笑)そんなヒステリーにならずに落ち着いて大人しくしてろって言いたいのかもね?.
.
そんなことは気にせずとも、なかなかトラウマになりそうな気持ち悪い描写に、それで良いんかい!という終わり方などなど割と面白いっす。