「【Mouses!? Mice!!】」魔女がいっぱい ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【Mouses!? Mice!!】
指数を表すindexの複数形は、indiceなんだけど、アメリカ人は、この複数形表記の多様性がかなり苦手らしく、最近はindexesでもオッケーということになっている。
昔、アメリカのクエール副大統領が、複数形のpotatoesを意識するあまり、小学生に単数形をpotatoではなく、potatoeだと言い張って赤っ恥を描いていたのを思い出す。
そのうち、mousesも正解になるかもしれない。
これは、魔女の魔法だ。
ところで、この冒険譚はとても楽しい。
手の中指と薬指をたたんで、ずっと魔女の三本指をまねながら映画を観ていた。
今度、オフィスのなかで注意されるまでマスクをしようとしないネット右翼のジジィに、三本指からの人差し指差しで「マスクをしろ〜」と言ってやろうかと思ったりした(笑)。
まあ、僕は男性なので、魔女にはなれないけど、妖怪人間ベムってところか(笑)。
ちなみに、日本人的な感覚から言うと、ネズミの魔法は解けて、人間に戻るってのがハッピーエンドなんだと思うけど、ネズミのまんまってのは、アメリカの子供にどんなメッセージになっているのだろうか。
運命は受け入れて生きていきなさいと云うことなのだろうか。
学校で勉強しなくても良いってのは、まあ良いとしても、なんか過酷な気もする。
ネズミが人知れず、魔女を倒したって、誰も評価してくれないだろうし…。
運命を受け入れて、更に、世の為、人の為に人知れず貢献しなさいというのは、児童文学として子供達に面白いと思ってもらえるのだろうか。
今度、アメリカ人の友人に聞いてみたい。
でも、この作品は楽しいよ。