劇場公開日 2020年12月4日

  • 予告編を見る

「まさかのゴラム!!」魔女がいっぱい kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0まさかのゴラム!!

2020年12月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 露骨なまでにロシア語訛りの大魔女アン・ハサウェイ。方言指導が3人もクレジットされていたことだし、かなり狙ったキャラ作りだったことがうかがえる。そんな彼女が吐いたセリフが「my precioussss」。この場面で笑っていたのが一人だけ・・・あぁ、恥ずかし。

 もう一つの特徴はもちろんアン・ハサウェイの口裂け女であります。美人が台無し!しかも無茶苦茶怖い!来るぞ、来るぞと思って注視しても、やっぱり怖い。年を取らないせいか、おっちょこちょいなところもあって、そこがまた憎めないところ。そんな簡単に盗まれるなよ・・・みたいな。

 あっという間にネズミーランド。スチュアート・リトル。みんなネズミになってしまえ~てな感じで、本当にお子様向けだったら違うエンディングもあるんじゃないの?などと思ってしまいます。かなりシニカルな風味があるのも『チャーリーとチョコレート工場』の原作者だからか。金のチョコレートが出てくるところなんてかなりリスペクトしてありますね。

 序盤は68年という設定なので、モータウン・サウンド炸裂♪ノリノリのオクタビア・スペンサーも良かったです。また、ホテルマンのスタンリー・トゥッチは『プラダを着た悪魔』でも共演してたんだと思い出しました。

kossy