「ややヒネりすぎも秀逸なサスペンス描写」悪の偶像 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
ややヒネりすぎも秀逸なサスペンス描写
メンズデーに何かと観賞
なにせ韓国映画ハズレない印象だったので
期待していました
感想としては
権力者の隠蔽を暴く法廷サスペンスみたいのを
想像してたら全然違ってましたが
色々考えさせる示唆的なサスペンス描写
ヒネりすぎてそりゃないわと思う部分もありますが
155分アッという間で充分面白かったです
首のない銅像を映すシーンと
ビックリするようなナレーションから始まる冒頭
選挙を控える人気政治家ミュンフェ(ハン・ソッキュ)は
ある日自宅に帰ると狼狽する妻と壊れたクルマ
そして見知らぬ死体を目の当たりにし
息子ヨハンが飲酒運転でひき逃げした事実を知ります
死体の身元はわからずミュンフェは息子に自首を促し
届け出の遅れた事故で執行猶予となるよう動き
率直に謝罪することでイメージ回復を狙います
その後ひき逃げされたのは父親のジュンシク(ソル・ギョング)
の息子と判明しジュンシクは怒り狂ってミュンフェを責めますが
妻はどこへやったとミュンフェに問いかけます
ミュンフェはそこでもう一人の事件関係者を知り
その行方を探すことになりますが…
その妻の正体はというお話
途中ジュンシク視点でひき逃げ事件の真相とリョナの行方や
真相を追いかける図式になりますがこれのせいで
話がややこしくなってしまった印象です
ジュンシクは真相を知っているのに観ている客に黙っている
という図式になってしまい難解になっていました
結局ミュンフェは巻き込まれる図式なのか
どこまで隠蔽する意図を持っていたのかが
わかりにくかった印象です
ただサスペンス描写が秀逸なので色々ばら撒かれる
伏線に客は色々勘繰りながら話を追っていくことが出来るので
これはこれで成功かなと思う部分もありました
イオン系列なので上映館もあまりないかもしれませんが
やっていればおすすめのデキだと思います