「図書館には『図書館の自由』と言うものがある。がしかし、その前にホームレスを出さない社会を作るべきだ。」パブリック 図書館の奇跡 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
図書館には『図書館の自由』と言うものがある。がしかし、その前にホームレスを出さない社会を作るべきだ。
司書(図書館職員)は職務権限の高い仕事であり、図書館法と言う法律で職務が決められている。従って、この行為は完全に罰せられる。図書館本来の使い方ではないので、ホームレス等には基本的に出ていって貰わなければならない。彼らの為の福祉施設を即刻作らなければならないのが、自治体の使命だと思う。にわかの同情で彼らと共闘しても自分を犠牲にするだけ。
が、しかし、皆さんは、司書に対するイメージをどのように見ているだろうか?あまり良いイメージは持っていないと思う。『ティファニーで朝食を』の映画の中にも堅い融通の効かない司書が登場する。その後、ティファニーへ行き、指輪を愛想よく作ってもらうと行った結末になっているのだが。この時のティファニーの行為は誇張されてありえないのだが、司書の愛想のないことを強調したかったのだと思う。
さて、日本の公共図書館でも、ホームレスの対策もしなければならないのだろうが、それ以上に問題なのは、図書館を使って学生が勉強をする事だと思う。そして、学生が勉強しているから『静かに』となる。子供達が騒ぐと『静かに』となる。図書館で議論していると『静かに』となる。資料室を学生に占拠され、その学生の為に静かにしなければいけない。なんか矛盾している。公共(パブリック)な図書館なのだから、子供達が笑ってはしゃぎ回れる図書館であっても良いのでは無いだろうか。図書館に『イートインスペース』『キッズルーム』『軽音楽を流す』『会話室』を設けて貰いたい。そして、学生は学校図書館法に基づいて、学校図書館で勉強してもらう制度を作るべきなのだ。
そして、ホームレスを保護する施設は急務だろうが、その前にホームレスを出さない社会を作るべきだ。