「流石に誤解する設定は・・・」パブリック 図書館の奇跡 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
流石に誤解する設定は・・・
厳寒のミネソタで、退館を拒否したホームレスに寄り添う図書館館員を描く物語。
ホームレス問題を扱った社会派ドラマですね。ホームレスに同情し共感する図書館館員が籠城に付き合うことになりますが、誤解から主犯者とされて苦悩します。
ただ、流石に無理があります。100名を超えるホームレスの籠城に対して、何をどうすれば誤解するこうなるのでしょうか?主役のバックボーンや、郡検事の野心等も描かれていますが、常識的に誤解しようがないだろう・・・と思います。
シリアステイストの社会派ドラマですから、「常識ではあり得ない」を感じてしまうと、物語に入っていけなくなります。
この内容なら、同情した職員が「籠城を主導した」にしてしまった方が、その後の展開に説得力が生まれたように思います。
着想が良かっただけに、残念に感じた映画でした。
コメントする