「米国の社会問題が浮き彫りに。知識として良い映画だった。」パブリック 図書館の奇跡 tackさんの映画レビュー(感想・評価)
米国の社会問題が浮き彫りに。知識として良い映画だった。
映画自体はコミカル、ユーモア、そしてテンポよく進んで、
重い映画という感じではなかったが、
作品内に散りばめられているのはアメリカの根っこの社会問題の縮図。
弱者に対するセーフティーネットの脆弱さや、
近年の大寒波の厳しさ。
またアルコールやドラッグ依存症の人の割合や、
ドロップアウトからの社会復帰の難しさ。
特に舞台がシンシナティという、我々日本人には比較的馴染みのない都市での話だからこそ、
アメリカという国が抱えた問題が垣間見せる作品だったと思う。
観終わった後のほうが色々調べたので、貴重な作品になった。
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