「文化の違いか」パブリック 図書館の奇跡 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
文化の違いか
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極寒の中、シェルターも満杯でホームレスの居場所がない。そんな中彼らは公共の施設の図書館を一時的に避難場所として利用させて欲しいと訴え、図書館の一部をジャックしデモ活動へと繋がる。
冒頭にあった体臭の問題もそうだが公共の場の定義を凄く訴えかけてくる作品に感じたが、ではホームレスの避難場所から始まるこの一連の行動に心打たれたかというと個人的には何も響かず、響かないと中々退屈の時間を強いられた。
まぁ彼らの気持ちも分かるし、ホームレスだからという弱者を否定するつもりも全くないが、こういった活動に全く心が響かず、なんかやってるよ程度にしか感じる事ができない。この辺は僕の心がおかしいのか、文化の違いによる価値観の違いなのか分からないが…どちらにせよ十分な理解はできない。
デモ活動は活動する事に意味があり活動による結果はまた別問題というのも一つの行動の結果であると、何かの映画で目にした事がある。
この作品内で描かれている活動もまたなにか結果として形になったわけではない為、やはりこの活動になにか響くものがないと作品としてもあまり興味が湧く事なく最後まで退屈な時間となった。
まぁこういう作品を見ると向こうでは現実味ある事であり、日本では非現実的に感じるようなこの差を感じると日本の良さ、平和である事を改めて感じ感謝の気持ちを覚える。
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