劇場公開日 2022年10月14日

「「ちむどんどん」レベルの作品だった。」耳をすませば プリズナーN0.6さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5「ちむどんどん」レベルの作品だった。

2022年10月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

アニメのその後を実写化というのは、かなりハードルが高いのは承知の上で、敢えてこの評価です。

①演技が酷い
演技というより演出の問題かもしれないが、全般的にほぼ棒読みで、いきなり声が大きくなったり、「で、で、でも…」とか詰まるシーンの下手っぷり。見ていて辟易する。

②脚本が陳腐
ヒロインが物書きという事から、「まさかラストは原稿用紙にタイトルを『耳をすませば』って書く場面だったりしてww」と多少揶揄しながら見ていたらまさか当たるとは(笑)

③設定がおかしい
1999年の筈なのに、何故か原稿がまだ手書きとか、携帯電話もまるで普及してないとか、職場のデスクでタバコを吸っているとか、大手出版社なのに有給が取れないとか。

④演出の問題
・イタリアで聖司の部屋に入った雫がコートを最後まで脱がない不自然さ(聖司も勧めない)は何故?
・金髪のお姉さんが聖司を好きなこと(というか愛してる)を示すのにハグ一回だけで済ませるの?
・コンサートも聞かずに、事情も聞かずにイタリアから日本に速攻で帰国しちゃうって雫は何なの?
・雫の突然の帰国から、聖司が日本に戻って告白するまでさすがに早すぎないか?

とにかく酷い。今年のワーストを争うレベルかと。

プリズナーN0.6