「穏やかな気持ちで」耳をすませば コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
穏やかな気持ちで
そこそこ面白かった。
20代の雫と聖司が、世の中に流されて純真な気持ちを失って、我を取り戻すお話として描いておりました。
観る前は「これじゃ漫画原作じゃなくて、ジブリ映画が原作じゃん!」という不満がありましたが、ちゃんと「協力:スタジオジブリ」をクレジットしてあり、その配慮&仕込みしてあるなら、まあまあアリかなと。
見失っている間の姿は、相当イライラしました。
ジブリ映画の延長だとしても製造職人と演奏家の違いはどうよ、とか。
音尾琢磨の編集長のキャラ(とセリフ)だけが最後までちと受け入れがたかった、とか。
『おもひでぽろぽろ』かよっ!みたいな安易な終わり方は許されるのか、とか。
「作家になりたい」んじゃなくて、「こんな作品が書きたい」が先でしょう。
目的と手段が入違ってることを忘れちゃったお前に、作家にゃなれないだろう、とか。
そもそものジブリ映画自体、原作軽視の冒涜だったよな、とか。
ツッコミどころは無限にありますが、貯まったポイントを使って無料で観たら、まあまあだなぁと穏やかな気持ちを維持できました。
お金払っていたら微妙。
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