「ラストのハッピーエンドに号泣した!」耳をすませば 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストのハッピーエンドに号泣した!
この作品のアニメは観ていません。全編を通して、5回ほど泣ける場面がありましたが、ラストに号泣しました!中学時代の1988年ごろと、成人した1998年ごろの二つの時代を行ったり来たりする映像展開でしたが、なんら違和感はありません。色々キーポイントがありますが、一番は猫のバロンでしょうか。その次は清野の中にある水の音、松坂の中にある本を読むとき聞こえる音でしょうか。これはタイトルであり、清野の書く童話の題でもありますが、「耳をすませば」聞こえるものはと考えると、きっと自分の人生で本当にやりたいことが聞こえるのでしょう。私見ですが、すでに生まれる前に自分の使命は決まっていますから、それからはずれないように、耳を澄ますことが大切だ、ということだと私は信じます。中学時代を演ずる安原、成人した女性を演ずる清野ともどもに、ジブリアニメで見られるような快活な雰囲気が観る人にインパクトを与えます。でありながら、このヒロインは思ったよりも控えめで観ていられない時もあります。それでも最後には、人を喜ばせるという夢に立ち向かっていきます。結局芯が強い女性だと思わせてくれました。ラストのハッピーエンドでスッキリすると、評価は爆あがりです。追記 翼をくださいの楽曲を歌う杏については、不思議なトーンに魅せられました。
コメントする