エイブのキッチンストーリーのレビュー・感想・評価
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わくわくしたり、しょんぼりしたり...
宗教って難しい…
でも、料理は楽しい!
そんな しょんぼりとワクワクが、いったりきたりしつつ
笑ってホロッとして 勉強にもなりました。
でも 12歳の子どもに、こんなに気を使わせてしまうのは悲しいな…
喜怒哀楽を感じながら楽しめる作品。
エイブがかわいい!!
賄いタコスが美味しそう!
大人はしばしば「立ち向かえ」などと言いますが。
時と場合と人によっては、逃げ出したっていいんです。
エイブにとっては、食べることとお料理することが唯一の避難先。
ノア・シュナップくんが目の保養になりました。思春期の入口に立つ少年の役がいいですね。一生のうちで一度しかない時期だと思います。
家に帰ってお料理したくなりました。
それと、ゴミもまとめなきゃ!
料理を詳しく知りたかった
なかなかつらい。
お前ら自分のことしか見てない。
子ども(エイブ)のこと見ろよ。
一番、周りを見ているのが子どもという図式。
そんな、自分本位、その根幹をなす宗教対立の罵り合いシーンが長すぎ。
それよりもう少し、料理にクローズアップが欲しかった。
どんな国のどんな料理を組み合わせたとか、どんな味とか。
キッチンの風景とブラジル音楽の相性が抜群に良い。
流れる様な手捌き、どんな味になるんだろうと思わせる食材の鮮やか色。
調理の工程の先を読みながら手を動かす時間、頭は無になり結構気持ちが良いのだ。
テンポが良くて、エイブが大好きな瞬間を共に楽しめる、キッチンの映像はとても素敵だ。
イスラム教徒とユダヤ教徒に板挟みになるエイブの大胆で健気なアイデアも面白い。
宗教行事や戒律が根底にある食と宗教の繋がり、宗教色の薄い日本にいると気がつかないが深い話だった。
お味はあっさり目の中東料理
主人公の設定がなかなかハードなんでコメディタッチな作品かと思ったら、もろド直球の重めのドラマでした。料理で双方の家族を結びつけるアイデアはいいとして、イスラエルやパレスチナの料理に馴染みがないので、主人公が作る料理の工夫がイマイチ分からず、ただ美味しそうな料理が並ぶだけでした。ブラジル人シェフの絡みも意外と浅く、もっと面白くなったかも。でも、主役の男の子は熱演でしたね。
守られるべき子供がなぜ心を痛めてしまうのか
料理が好きな少年です。
うちでは両親が自身のバックグラウンドを背景に意見が合わず。
双方の親戚筋も顔を合わせたらお互いの出自や国や民族について言いたい放題で、自分が正しいと信じて譲らない。
少年は
心を痛めて逃避したり
仲を取り持とうと幼いなりに考えてみたのに
一向に受け入れようとしない大人たち
目の前の人があなたに何をした?
ただ、この時代に
その土地に
その両親から生まれただけなのに
たくさんの偶然に導かれた結果
縁ができて目の前に座る人
その人をなぜ見ない
高所大所からの話はいらない
少なくとも家族という小さな社会では
目の前の人のことを慮って
大切に考えましょう
ラスト
えらい簡単に関係修復絆がより強くなる、っていう展開にはやや違和感を持ちましたが
シンプルな心持ちを大切にしたいと思いました
子どもを持つ親が見るとイイかも
予備知識全くなしで鑑賞
人種問題に翻弄されるアメリカが舞台の映画
美味しそうな料理がガンガン出てくるエンターテイメント性は薄く、料理はキッカケにすぎないが、ブラジル人シェフがいい味出している
心温まる素直に良い映画だと思います
丁度いい
168本目。
観る前に調べてたら、ストレンジャーシングスに出てる子で、さっき観たアーニャは・・・、にも主演。
この年でスゲーな。
映画だから笑えたけど、実際はそうはいかないんじゃないとは思う。
まあでも楽しかったから、いいかな。
ちょっとした空き時間に観るには丁度いい。
【ユダヤとムスリムの文化、宗教の"コンフュージョン状態"を"フュージョン料理"で美味しく解決しよう!"エイブ少年が健気に奮闘する姿に引き込まれ、ホロリとする作品。】
■感想
・エイブ(ノア・シュナップ)が、パレスチナ系ムスリムの父親の親族とイスラエル系ユダヤ人の母親の親族の間で悩む姿が、何とも健気である。
-ノア・シュナップ君、昨晩に引き続き観賞したが、良いなあ・・。昨晩は、ユダヤ人達を助けていたね・・(「アーニャは、きっと来る」)-
・エイブは、両家からの、名前の呼ばれ方も微妙に違うし、誕生日のお祝いの歌も色んな言語が飛び交う・・。
-それで、自分の"アイデンティティー"を確立する第一歩として、ボクの名前は"エイブ!"と、何度も劇中で繰返しているんだね。-
◆エイブを愛する両親を含めた親類、祖父母は誰も悪くないのに、"何故、仲良くなれないのだろう・・。"
今作品がコミカル要素を塗しつつ、描いている内容は”重くて、深い・・”。
・悩めるエイブが見つけた人が、ブルックリンでフュージョン料理で鳴らすブラジル人シェフ、チコだった・・。
退屈そうな、学校の料理キャンプを"レベル低すぎ!"と、サボり、チコの店で働き始めるエイブの姿が、生き生きとしていて、良い。皿洗いからごみ捨てをプツブツ言いながらも、真面目にこなして行く。
-チコも、きっと苦労して今の地位を築いたのだろう。エイブを子供扱いしないし、けれども、彼の真面目に働く姿をきちんと見ている。良い男である。
”チコちゃんは、叱り方が上手なのである・・。”"すいません・・”-
・そして、エイブは賄いを作る事をチコから指示され、料理上手のお祖母ちゃんのムスリム料理 "シュクルマ" で、勝負する!。
-良いシーンである。エイブのために、店のユニフォームをきちんと用意しているチコの優しさ・・。-
・自信を付けたエイブは、"家族を一つにするために" チコのレシピも参考にしながら、一生懸命、独自の"フュージョン料理"を作るのだが・・・
<重くて、深いテーマを扱いながらも、ムスリムとユダヤの相容れない関係性に対して、仄かな光を感じさせ、”温かい気持ち”になれる素敵なフードコメディムービー。
美味しい料理を皆で食べて、笑顔になって、
寛容な気持ちで、相手の文化・宗教を認める世界に、少しづつ成れば良いのになあ、と思った作品でもある。>
お気楽な料理映画と思ったら…
宗教と文化の違う夫婦の亀裂をベースにした結構きちんとしたお話だった。とは言え、軽く描いているからおもくはない。やや中途半端と言うことか。登場の多国籍料理も馴染みがないからあまり美味しそうにみえず…
ホット一息なファミリー映画でした。
新しい世代へ期待する映画
料理モノ?
むむむ、観賞後狂おしいほどにキューバサンドを求め彷徨う羽目になった
「シェフ」のような物語なのか?て勝手にワクワクしてました、、、が!
予想は全くのハズレ、想定していなかった展開でした。
単一民族、宗教色が薄い日本人一族の子供として生を受けた私としては、
日常なかなか味わえない、過去の歴史も含み、異民族・異国民の
アイデンティティにまつわるお話でした。
一人の人間のルーツ、形成されるアイデンティティとは何に由来するもの
なのか?
過去は守るべきモノなのか?
忘れてはいけないモノなのか?
尊重すべき事なのか?
こだわるモノなのか?
本作品はその問いに、優しいタッチで一つの提言を打ち出しているのでは
ないでしょうか?
悲しい歴史を実体験している世代から2代後の12歳のエイブが主人公です。
複雑な一族構成の彼にとっての民族の過去はネットで検索知る事であり
習慣含め好奇心の対象です。エイプは、しなやかです。
こだわりなく、無邪気に好奇心にまかせて行動します。
なんでダメなの?って言えちゃう。
右でも左でもない、白でも黒でもない、タカでもハトでもない、
過去を元に「こうあるべき」と大好きなおじいちゃんおばあちゃんたちに
言われても。
料理が大好きな彼にとっては先人のこだわり、過去のワダカマリも、
複雑な事情も「食材」「調味料」にしかすぎなかったのではないでしょうか?
美味しくするため(美味しい=調和)のマップを描き、全てをバランスよく調理し
美味しい料理を作りたい。
それはまさにエイブの年代の若者たちに期待したい監督のメッセージなので
はないでしょうか?
歪みあわずに尊重しあって新しい味に(世界)を作ろうって。
新しい世代を作っていって欲しいって。
単なる僕の深読みですが、料理と異民族の衝突をうまく融合させたなぁって
感心してます。地味ではありますが良い作品でした。
また劇中、いがみあってた大人達がある事件で自省し協力するシーンが
あります。そして、そこではみんななんやかんや言ってたけど、
同じ食卓でご飯を食べるんですよね。
最終的に大事なのは命。
大事なもののためにはこだわりは意味がない。
人間の根本はこれなんじゃない?ってメッセージもある気がします。
根底は違えど、宗教ちがえど、歴史を遡れば許せないことがあるわけで、
けど、等しく人間は生きてる限り腹がへり、美味ければ満足するし、
自身の命はもちろん、子供、孫の命はすごく大事。
そこを改めて考えてみない?って語りかけてくるような映画でした。
もうちょっと盛り上がり欲しかったかなぁ。
エイブとチコの絡み、もっと欲しかったな。
エイブの成長感をもっと感じたかった。チコの立ち位置であれば
もっと動かしようがあった気がする。
そこだけが残念でした。
The Stupid in America
予告編を観て、料理の才能のある天才少年が活躍するほのぼのとした映画だろうと思っていただけに、十二歳の主人公エイブの家族たちのいかれた精神性に驚いた。ドナルド・トランプに投票するのはこういう人たちなんだろうなと思った。英語で言えば、The Stupid in America だ。
祖父母は揃って不寛容なナショナリストで、母親は息子に信仰を強制する狂信者、父親は息子に無宗教を強制する独善主義、そして全員が無教養な愚か者ときては、主人公エイブに救われる道はない。
アメリカの馬鹿な人々を笑い飛ばすブラックコメディなのかと思って観ていたが、最後は集まって笑うという整合性のなさと、恥知らずなご都合主義に思わず仰け反ってしまった。リアリティの欠片もない。
これほど破綻していて不愉快な映画も珍しい。役者陣がそれぞれに愚かな人間を上手に演じていただけに、折角できたお膳立てをひっくり返すことなく、そのまま不幸でどうしようもない結末にしてほしかった。本作品では製作者も登場人物の家族たち並みに愚かであることを公に晒しているようなものである。音楽もひどかった。
エイブ役の少年がなまじ好演していただけに、実に残念である。こういう作品を作ろうという世界観が、ドナルド・トランプに投票した人たちの精神性に直結している気がした。
旨味!?
宗教や文化の違いから喧嘩の絶えない家族に悩む12歳のエイブ少年。
そんな中、異国の料理をうまくフュージョンさせる凄腕シェフのチコに主従し、ある計画を実行するエイブだったが・・・といった物語。
パレスチナとイスラエルの思考が真っ向対立する、言ってしまえば非常にめんどくさい家庭環境におかれているエイブ。
そんなにお互いいがみ合いながら同じ家に住むなよ~なんて思いながら、映画のノリ自体は軽やかでありつつ、板挟みとなる12歳の少年の姿に胸が痛む。
チコ達とのシーンでは少年らしい笑顔を見せ、こちらもホッとする。
「旨味」って外国でもumamiという言葉で理解されているとは!
終盤、エイブの食事会のシーン。
こんなときにまでお前らは・・・と呆れてさえしまう家族だが、エイブの健気な姿はとにかく応援したくなる。
欲を言えば、チコをもっと深く絡ませて欲しかった。
最後、もっと時間をかけてジ~ンとさせてくれるかと思ったのだけど。
上映時間も長くなく、テンポも良いのが、逆に全体的にあっさりな印象にさせたかも。
濃い味が好きな自分としては、作品としてもう一摘まみ塩が欲しかった。
映画自体のアイデアはとても面白く、出てくる料理もみな美味しそう。
敢えて空腹での観賞をおすすめ☆
料理は愛情!ってね。
イスラエル系の母親とパレスチナ系の父親を持つブルックリンで暮らす12歳の少年が、宗教と文化の違いにより巻き起こる家庭内の諍いを、料理で解決使用と奮闘する話。
ネット民で、実世界には友達がいない様子のお料理大好きエイブ君。
母方の親戚からはアブラハムと呼ばれユダヤ人だー、父方の親戚からはイブラハムと呼ばれムスリムだー、と家庭内と言っても爺婆や伯父さんが主に諍いのタネを蒔く。
一応両親はその辺を考えて、エイブの為にと無宗教を選んでいるけれど、やっぱりそれぞれのアイデンティティは若干感じる。
自身の誕生日だというのに自分で料理をつくって家族に振る舞うも、いつもの如く家庭内宗教紛争が巻き起こり…って、こんな宗教感とか押しつけてくるならお前ら出禁!親子3人に干渉するというかな!と考えるのは日本人ぐらい!?というか自分ぐらい!?
題材になっているのは宗教の違いによる問題であり、非常に難しい…というか、もし実際の世界で自分がそこに巻き込まれたら、個人的にはただただ面倒臭い題材だけど、それを明るく軽く、楽しく単純にみせていくの良い感じ。
尺が短いのでこんなものかなとも思うし、面白かったけど、もう少しエイブ君の創意工夫とか頑張りをみせる描写を強調したら良いのにと感じたし、結果オーライだけど、結局いなくなって思い直してじゃあ、そもそもエイブ君のフュージョンって意味あったんか?とも感じてしまった。
ノア君もとうとう声変わり
ノア君演じるエイブがユダヤ教とイスラム教の両親から生まれてきてしまったために、誕生会はもう大変。祖父母同士がすぐバトルなってしまう。そんなエイブの楽しみは料理。インスタでクールなブラジルシェフを見つけて、勝手に厨房へおしかけてしまう。
チコはエイブの本気度を試すために、洗い物、ゴミ出しからスタートさせるんだけど、それにめげずに頑張るエイブ。料理の下ごしらえを経て厨房の賄いを任されたときのエイブの笑顔はとてもキュート。このままエイブの料理人修行を軸に進んだらよかったのに。
ユダヤ人とパレスチナ人の組み合わせは、ちょっと無理があるかな。見ているこっちも言い争いにうんざり。宗教や民族の隔たりをfusionしていこうっていう趣旨は理解できるんだけど、ストーリーとしての無理矢理感はどうしても感じてしまう。スパイスが効きすぎかな。
簡単に解決はしないけど応援はしたくなりました。
予告編のほのぼのした感じを期待してましたが、家族愛や師弟愛だけを期待してると肩透かしになる位どシリアスな家族ドラマでした。
人種、宗教、料理の好み、親子、家族関係と様々な問題を少年の目を通して解決策を思考しますが当然数百年かけても解決しない国の尊厳をかけた歴史問題は料理の融合のように簡単には終結しません。しかし解決に努力する姿には心から応援したくなりました。ホッとするラストがせめてもの救い。
お爺ちゃん役が海外ドラマ「ブレイキング・バッド」の麻薬カルテルのボス役をやってた方なのが笑えました。
ストレンジャー・シングス大好きだし マッシュルームカットじゃな...
ストレンジャー・シングス大好きだし
マッシュルームカットじゃないノア君も見たいななんて思っていて観たいリストに入れていた「エイブのキッチンストーリー」昨日観てきました。
キッチンストーリーなんて邦題だし、お料理バンザイ!的な作品だと思っていたら、なかなかのヒューマンドラマな作品でした。
この作品が上手いなぁと思うところは、家族構成。中東の国や地域に根付く色々な問題点を家族を通し描き、そこから主人公エイブ(ノア・シュナップ)の葛藤と成長を見せてくれる。
問題点といっても85分の作品なのでめっちゃめっちゃ重いわけではないですし、もうちょい掘り下げてもいいんじゃないかなぁと思った部分もあるんですけど、エイブが擦れていない少年ってことと、料理が出てくると最終的にはハッピーな気持ちになれるんですよね♪久しぶりにフムスやファラフェルを食べたくなったぁ😋あとノア・シュナップ君が可愛すぎ(笑)
ノアくんはもう16歳なので最近はかなり大人な雰囲気が出てきましたけど、本作品ではウィルの時の可哀想な感じと幼さの残る表情でノア君の魅力がぎっしりつまってます。
11/27からはノア君主演の「アーニャは、きっと来る」も公開するし、12/4からの東京コミコンのバーチャル参加ですけど、ストレンジャー・シングスのみんなと参加されるみたいなので、ノア君づくしな感じですね♪
そうそう、エイブのお爺ちゃん役は「ブレイキング・バッド」の車椅子でベルを人差し指でベルを鳴らすあのヘクター(マーク・マーゴリス)です
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