エイブのキッチンストーリーのレビュー・感想・評価
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エイブと言う名前の宗教映画。
名前がフュージョン。イチジク、ザクロなど流通に乗りにくい食材。子供の悲しみで感動させてはいけない、夢落ちで物語を終わらせてはいけない。まさにそのイケナイのギリギリのところで推移する極めて浄化性の高い宗教映画と言って良い。宗教を食でフュ―ジョン。見事な発想である。
宗教って難しい…
家族の仲を料理で繋げようとするエイブの試みは、とても健気で観ているこちらまで感情移入してしまうほど。
優しい心の持ち主だし、料理が好き、食べることが好きって気づくことは良いことだなぁと。
ただ、そこまで飯テロ映画とは思いませんでした。
毒親毒爺毒婆すぎる 宗教観で喧嘩するのはいいがエイブの前で爺が「産...
毒親毒爺毒婆すぎる
宗教観で喧嘩するのはいいがエイブの前で爺が「産まなきゃ良かった」は恐ろしすぎる
これでハッピーエンドはエイブが聖人すぎて気の毒になる
民族の違いをデフォルメさせて作った映画
アメリカに帰化したパレスチナ人とユダヤ人の確執はこんな状況なのだろうか?
民族の違いをデフォルメさせて作った映画なのだろうが、ブラジル人監督故、本国(ブラジル)の知っている民族で、描いた方が良かったのではないかと思う。アメリカよりもブラジルの方が多民族国家だと思うし、民族の違いだけでなく、人種の違いもブラジルでは顕著だと思う。したがって、ブラジル人の描く、パレスチナ人とユダヤ人の違い、しかも、アメリカに於いて、この映画の通りなのか、僕には分からない。
フュージョンと言う言葉は暫くぶりで聞いた。リー・リトナーとかラリー・カールトンとか、フュージョン音楽とかクロスオーバーミュージックと言った。
食べ物だけで、世界を駆け回りたいと願望するなら、日本の中だけで充分だと思う。
バイカル湖の近くのトリ村で食べたボルシチ(ウクライナ料理だろうが)は美味しかった。しかし、日本の六本木に同じくらい美味しいボルシチを提供してくれる店がある。但し、値段が高い。しかししかし、翌日には柏でナポリピッツァを食べられた。値段は高いけど。
『宗教は家族を隔てる』
そうだよ。今回の統一○会の騒動でも、家族を隔てているのだから、そうなるのだと思う。
今、自○民主党の党員も統一○会に関係しているとか、していないとか騒いでいるが、宗教の自由である。だから、自○民主党も別れれば良いと僕は思うが。既成でそんな名前の党があったが、自由党と民主党。あとは連立を組むなら組むで良いと思う。要は有権者がその人達を選ぶか選ばないかの問題だと思う。
同じ保守であっても、極端な保守が日本の保守政党には紛れ込んでいる。イタリアみたく、はっきりとしてもらいたい。それが良いか悪いかは、また別問題だが。
見るだけでも楽しい
食べられたらもっと楽しい(笑)
ストレンジャー・シングスのウィル君。
やはりカリスマ性があり、光っている!
料理は化学と言いながら、いろいろやってのけるちびっ子シェフ。
ちゃんと?友達もいるらしく、SNSも楽しんでいる。
いや、ちびっ子ではなく、本人は大人と対等に料理を習おうとするのだが。
ラーメン・タコス、食べたかったな。
チコは味見もしなかったけど…残念だが、キッチンのシーンは楽しい。
料理はポップな彩りで見た目も楽しい。
フュージョン料理は基本外で気軽に食べられるものばかり、かな?屋台向け?
世界各国に行かなくても、ブルックリンのあそこに行けば食べられる?行ってみたい。
宗教の違いによる家族間のいざこざに巻き込まれるエイブ。
捻くれずに素直に育ったのが不思議なくらいいい子なのである。
誕生日もさることながら、大勢の大人のためにあんなに料理したのに、ひどすぎるわ。
何度も何度も止めようとしても、止められないらしい。
よく結婚したな、という感じだけど。
今さらうまくいくのか?とも思える。
とりあえず、エイブが見つかり、両親は別居もせずやれやれというところ。
特にすごい大事件が起きるわけではないが、悩みは奥深く、一生平行線かもしれない。
折り合いがつくならとっくに戦争も終わってるはずだし。
対立する祖国に心を悩ませる少年!
キュートでカラフル、メチャ可愛らしい映画
画面が童話か?絵本か?グラフィックか?
と言うほどセンスあってポップで楽しい。
エイブ君がFacebookに載せる料理もめちゃ美味しそう。
そんな可愛い映画なのにサブテーマは、対立するふたつのカルチャー(祖国)
2019年(アメリカ/ブラジル)
監督はブラジル人のフェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ。
自身の体験を元に映画にしました。
料理を愛する12歳の少年エイブを悩ませる2つの祖国。
パレスチナ人の父親とイスラエル人の母親を持つエイブはニューヨークのブルックリンで暮らしている。
文化と宗教の違いからすぐ口論になる家族に悩んでいる。
エイブ君(ノア・シュナップ)が見るからに愛らしい。
画面もお料理本のように美しくセンスあります。
そしてエイブの尊敬する料理人チコはブラジル人。
なのでBGMが明るく乗りの良いアップテンポの多国籍音楽。
楽しいはずの映画なのに、問題は難問で複雑。
父方の祖母はラマダンの絶食。
エイブは豚肉を食べないユダヤ人。
エイブの企画するフュージョンのお家族みんなの食事会。
エイブ君にも、家族のみんなにも嵐が吹き荒れるけど、ふたつの祖国を持つエイブ君に妥協点は見つかるかしら?
祖国をふたつ持つことの難しさと、過去の遺恨を水に流せない大人たち。
味付けも複雑だけど、《ルーツに悩むエイブ君》のチャーミングな映画でした。
複雑な家庭環境と料理
エイブ少年の表情が可愛い。スキルアップする度に喜ぶ顔を見ていると、こっちもニコッとしてしまう。思春期独特の悩む姿、好きなことに打ち込む姿にも惹かれる。
ストーリーも最初は平凡かと思いきや、家庭環境の問題が最後にきいてくる。感動しました。
フュージョン!
これはフュージョンでなく、コンフュージョンだ!は名言だな。
宗教感がなぁ‥
残念ながら宗教感がないから、今ひとつピンと来なかった。
そもそもこの組み合わせで結婚することはあるんかな。その場合、こんな風に大の大人が互いに罵り合うことがあるのかな。子供が作ってくれた場を台無しにしてしまうほど。
話は単純だけど、その辺りがわからなかった。
評価:3.1
今の世界はこの子のよう
父がイスラム、母がユダヤ人、息子の少年が主人公で、いろんな記念日に親戚が集まると、いつも罵り合いで終わる。
少年は料理が好きで、美味しいご飯で関係を良くしよう、と頑張るが・・・。
難しいことは仕方がない。
宗教問題
私にとっては想像しかできない宗教問題ですね。父方と母方がキリスト教とユダヤ教で物事がある度に皆が集まると上手くゆかない。そんな中で何とか仲良くしたいと、宗教心のゆるい私にでも理解できました。心温まる映画でしたね。もう一度見たいですね。
レビュー
宗教や歴史で、会う度喧嘩する両家のために、大好きな料理で仲直りを計画するが…😇
極端な設定だが、世界中のどの家族にもある仲違いが上手く描かれていて、スッと心に入りました✨
料理も眼福で、幸せな気分になりました🦊
世界平和の鍵はフュージョン?味覚堪能
#MUSICTOMYSTOMACH …IS NOT MY LIFE 世界を結びつけ、バラバラな家族を一つにする料理!本作は甘味だけでなく、隠し味のようなメリハリで旨味も辛味も酸味も苦味もあって、心満たされる。そして驚くほど味わい深い。今こそじっくりと味わいたいブルックリン特製家族ドラマ。
#CAKEFLOP 冒頭からポップでキャッチー。自分の誕生日にケーキ作り?家族は選べないから。顔を合わせると、主人公の育て方(無宗教、ユダヤ人の成人式バル・ミツワー)など、何かと喧嘩衝突の絶えない家族。
《ミックス》主人公の出自 = パレスチナ系 × イスラエル系 in ブルックリン生まれ。そんな複雑なバックグラウンドが本作を読み解くバックボーンに。
ABRAHAM? IBRAHIM? ABE! 呼ぶ人によって色々あるけど、僕はエイブがいい --- なんでもSNSに投稿しないと気が済まない現代っ子。12歳になったばかりの彼は、新しい味を求めて、厨房に弟子入り。そして始まる、家族には内緒のとっておきの"サマーキャンプ"。
MIX
IT
UP
《厨房日記》FUSION? CONFUSION! 洗い物とゴミ出しという基本から始まる。人生は美しくなる前に汚くなるのかも。
#CHEFLIFE フュージョンは調和。世界平和の鍵みたい。もし、そんな大それたものじゃなくても、誰かと誰かを親しくできるかも。仲良くしてほしく料理をミックス。個々がいい?少し鼻にもつく瞬間もあったけどまるでヨーロッパ映画みたいな空気もあって、のびのびと見ながら羽を伸ばせるし、少しキリキリもするけど、だからこそいい…。ステキだ。去年の東京国際映画祭で結構推されていた印象だけど、ただのエイブで十分。それで居心地がいいんだ。
料理×家族
勝手に関連作『シェフ』
3人のユダヤ人が残った
ファラフェル→アカラジェ
バースデーケーキの逆襲→ラーメンタコス
Keep it up!
あなたが宗教を使って操ったからだ!
The Ultimate
Brooklyn Fusion!
見知らぬ料理が一堂に会する!
ユダヤとムスリム。
言われたところでピンと来ない日本人だった。
正直、似て非なるものとさえくくっていたが、
知っての通り、両者の間には因縁の歴史が。
ともすれば血生臭くもなりがちなテーマを
何とポップでナイーブかつ爽やかに仕上げた1本であることか。
いや、主人公世代の視点からすれば歴史はもう、そんな風にカテゴライズ、
処理されてしまう煩わしい出来事でしかないのかもしれないと思ってみたり。
そこへまさにスパイスと絡む料理の数々が興味深かった。
惜しむらくは匂いがまるで分らない事だろうか。
それこそ映画の弱点と残念でならない。
食は文化であり、アイデンティティであるとするなら
主人公のような存在こそが軽やかな未来を創るに相応しい
そんなメッセージを感じ取れた1本だった。
エグいものが多い中、思い切った振り幅に拍手。
少しご都合主義なところも、いい味だ!
ノア!
もう一人のノアのファンです…が…
神話レベルから争ってるイスラエルとパレスチナ。
八百万の神にお世話になる日本人には全くわからない話、ですが、この料理とか見てたら、近いうち、世界中の線引がなくなるんじゃないかと思える。
宇宙から見る地球に線が引かれてないように。
卓上の宗教戦争の終わらせ方
映画とは関係ないけど、民主バイデンの動きが予想よりはるかに早い様でビビってます。23日、派兵決定の未確認情報。複数の派兵先情報が飛び交っており真偽も定かではありません(定期的な交代が大規模に行われるだけ?)が、早晩、戦争が始まります。イスラエルのパレスチナ爆撃も年明けから規模が拡大しています。トランプがプロレスで終わらせたイランとの関係も、時間の問題かも知れません。増税・移民・国内石油産業壊滅で失業率が高まり戦争、と言う流れになるとしか思えないのですが、これは状況は違えどもベトナムを彷彿させるものです。
映画の方は、料理少年の物語を通じて、「子供達=未来のために争い=戦争を止めよう」と言うメッセージを送ると言うシロモノ。ソフトな見た目にそぐわない、ハードなテーマ性も感じる良作です。
"Just be yourself"
出自を歴史も忘れて。今、ここで生きる自分が、行きたい様に生きる。ありたいように、ある。そうすべきだと言う言葉は、ブラジルからの移民であるチコの口から発せられます。
"Confusion"を脱して"Fusion"へ。
混乱の世界から混成の世界への変革のカギは何なのかが、エイブと家族の成長物語のテーマ。
娘の兵役逃がれでアメリカに移住して来たイスラエル人一家と、WW2後にアメリカに渡って来たパレスチナ人のムスリム一家。ちなみにイスラエルは、数々の「女性も徴兵の対象としている国」の一つです。
イスラエルのユダヤ人とパレスチナのムスリムの結婚の方が、そりゃあ、アナタ。大騒ぎだったんじゃないかと思うんだけど。日本でも、出身県が違うだけで、作法がしきたりがと煩いのに。イスラエルとパレスチナでっせ。交戦状態の両国でっせ。下手すりゃ、流血もんでしょw
恨みつらみは山ほどあるでしょう。乗り越えられないのは、その人の問題。次世代に引き継いで、どうする。って言う話。宗教が人を隔てる道具になったら、戦争が始まるのは時間の問題。隔てるより、隣人を愛せよ。と言うラストカットが良かった。
まぁ、孫は可愛いっすからねぇw
洗い物しながら、鍋や皿を舐めるのは料理人味ヘイの世界ですが。エイブは育ちが良いので、舐めませんでしたw
良かった。想像していたものとは、かなり違ってたけど。
エイブ役のノア・シュナップがかわいい
イスラム教徒とユダヤ教徒の両親の元に育ったエイブが料理で家族の仲を取り持とうとする話。
イスラム教徒にもユダヤ教徒にも知人・友人がいるが、彼らが言う一番大切なことは「宗教」だそうです。
従って、異教徒同士のこんな夫婦なんてありえないと思って観始めると設定に全く入れず自分には合わなかった。
ホントはこんな風に異教徒間での結婚事例が増えてお互いを理解出来る様に成れば良いのだろうとは思う。
けど・・・ありえない、って思う気持ちが強すぎて作品に入れない。無理だった。
設定が無人島で他に誰も居ない男女とかなら何とか入れたかもしれないが・・・
エイブ役のノア・シュナップはアーニャに続き観たが変わらずかわいかった。
ノア・シュナップ君の瑞々しい演技
主人公エイブを演じたノア・シュナップ君の少年らしい素直な演技がいい。エイブがあれこれと試行錯誤する姿が、健気で愛おしい。( 映画「 アーニャは、きっと来る 」でも素晴らしい演技でした。 )
母親や祖父母のエイブに対する想いや期待が絡み合い、大人6人に対し子供が1人というのは、大人の目が多過ぎ、なかなか大変だなと感じました。
母親の泣き顔がとても美しかった。
料理が良い関係性をもたらす事、ありそうですね。
映画館にて鑑賞
少年の成長ストーリー
手作り料理で宗教や文化の違う家族の絆をつなげようとする少年のヒューマンドラマ。家族の揉めごとにこころを痛める少年の健気な気持ちに共感した。少年にしか作れないたった一つの家族のレシピをご覧あれ。
2020-225
「エイブのキッチンストーリー」というので料理メインかと思いきや
原題はAbeだそうだ。アブラハムというのはユダヤ教でもイスラム教でも(キリスト教でも)預言者として信仰の対象。彼は名前がすでにユダヤでありモズラムなのだ。またリンカーンの名前でもあって、超アメリカ人ともいえる。両親が意識的につけたのだと思うが。
料理に夢中になるのは彼にとってそれが逃げ場所になっているから。同世代の子らは悩みの宗教込みの日常を忘れさせてくれず、チコと彼のグループは緩い空気があってエイブはどんどんはまっていってしまう。逃げだとしても出てくる料理はとても美味しそうで夢中になってしまうのもわかる。エイブは12歳にしては優秀なシェフだが、きちんと子供っぽさがあるのもいい。
イスラエルとパレスチナの問題についてはさらっと触れるくらいかと思ったがおもったより踏み込んでいて、12歳のエイブと同じように疑問に思うことをいろいろ答えてくれていた。
それにしてもニューヨークも少子化が半端ない。
料理は科学、そして…
『ストレンジャー・シングス』でお馴染みのノア・シュナップ主演作品。
宗教・文化が異なる両親の元生まれたエイブ(ノア・シュナップ)は顔を合わせては対立を繰り返す親戚たちに悩む。
消えてなくなりそうな演技は素晴らしかった。
イカした曲に乗せてSNSの画面、調理カットが良いテンポで差し込まれているので、見ていて飽きが来ない。
自分の所為で家族の空気が悪く、それに対して手伝いを始めるレンタルキッチンではイキイキとした顔で過ごしている(ゴミ出しも自撮りしちゃうもんね!笑)
エプロンをプレゼントされたシーンは、エイブとチコはもちろん、料理人仲間たちの温かい空気はとてもほっこりした!
綺麗事の様になるかもしれないけれど、最後は"エイブが作った料理“で家族をまとめて欲しかったな。
結局、家族の大人たちは"家を飛び出したエイブの行為“によって考えを改めた。
ストレートな結末かもしれないけれど、エイブもいる食卓でゴールする形が良かったと個人的には…
「料理は科学」というセリフがあったけれど、同じように「魔法は科学」なんてセリフもどこかの作品でもありますよね。
そう、「料理は科学、そして魔法」なのです。
人を喜ばせたり慰めたりできる素敵な魔法。
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