「ちょっと退屈でした」21世紀の資本 1999_worldさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと退屈でした
膨大な本をわかりやすくまとめたということで、18世紀からの世界の経済活動についてはわかりやすかった。そういう意味では、鑑賞の意味はあると思う。が、しかし、21世紀の資本として何を提言したいのかがよくわからなかった。労働の対価としての貨幣、搾取する側とされる側。だからこその格差が生まれる。資本主義の基本中の基本。世界の成功者からの大いなる協力をしてもらおうと。日本に置き換えるなら、そういう既得権利を手にしている方々が資本と権力を手放そうとしないことに国民はジレンマを感じている。一億総中流階級と言われていた国民に格差が生まれていることが問題なのではないだろうか。「普通」からの脱落である。これをなんとかするために、貨幣に代わる価値観の提案を期待したのだが、残念でした。現在、世界を襲うコロナ禍でAI社会へはますます加速していくのだろう。人口の多い中国は不利なのではにだろうか?
コメントする