白雪姫の赤い靴と7人のこびとのレビュー・感想・評価
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本作のテーマは外見だ。本作の白雪姫は太っている。本人はそのことを気...
本作のテーマは外見だ。本作の白雪姫は太っている。本人はそのことを気にしておらず、これが自分だと前向きにとらえている。そんな彼女が魔法の赤い靴を履いて外見が美しくなる。彼女は魔法の靴のせいで魔女に狙われ、そんな美しい彼女は緑色のこびとに姿を変えられた7人の王子が助ける。王子たちはハンサムで外見のことを気にする性質で、美人だから白雪姫を助けた。助けられた白雪姫は彼らの行動に胸打たれた。王子と姫は互いに惹かれていくが、惹かれるきっかけとなる理由が異なるのがポイントだ。本当の自分で接したいと互いに思うが、その理由もすれ違う。姫は偽りの自分でいたくないと思い、王子はハンサムな外見に戻りたいと考えている。このすれ違いが最後に解決することでハッピーエンドを迎えるという構図になっている。テーマを分かりやすく、物語の巧みな構図できちっと伝えていて、脚本がよく練られていると感心した。3DCGの技術も高い。韓国のプロダクションのレベルの高さを感じた。
メッセージ性のある映画
正直、最初は期待していなかったし白雪姫のアレンジ版なわけだからチープだろうと思っていた。
でも、実際は私の予想を遥かに超えた。
美女と野獣にストーリー(物語の核)は近い。
ただ、ひとつだけ大きく異なるのが姫の本当の姿は美女ではないということ。
野獣は究極のところ自分が愛されさえすれば本当の姿に戻ることができるし、ベルのことを愛することも元々が美女であるため容易だった。
しかし今作の姫は、靴を脱いだら残念な容姿に戻ってしまうのである。
ここで試されるのはプリンス(マーリン)の"心"。
フェアリープリンセスの魔法でドワーフに変えられた本当の"課題"。
それを本当の意味で試される。
そして初めは、やはり戸惑い、離れようとした。
だけど彼女の心の美しさ(彼女が見て愛してくれていたのはドワーフの自分だったということ)に気づき、彼自身もまた心の目で彼女の内面を見ようと変わっていく。
そしてラストではありのままの彼女のことを愛し彼女もまた彼の内面を愛し、本当の意味で相思相愛になったのだった。
私はこの作品の真髄であるメッセージ性にすごく心うたれたし、人間の心や真実の愛というテーマで見るならばディズニーの美女と野獣を超えたと言っても過言ではないとすら思う。
そしてなにより、エンディングでは他のドワーフたちもそれぞれがそれぞれの姫と出会い真実の愛を見つけていくであろうストーリーまで垣間見ることができて全てにおいてすごく秀逸なストーリーだったと思う。
そしてレビューを書こうとして監督の名前をみたら韓国の人が作った映画とのこと。
韓国の人が作ったと聞いてとても納得のいく作品だった。
ストーリーについては以上。
余談だが、マーリンがドワーフから人間に戻る瞬間のかっこよさ(ギャップ)にとても心が持っていかれたし、元の姿に戻っていたスノーホワイトを城下町でマーリンが助けた時はマーリンの内面のかっこよさに心をうたれて正直沼😭✨️
リアルで存在していてほしいレベルでかっこよすぎました。
恋人の本当の姿
意表を突く傑作
時々ディズニーアニメを観るのですが、今作、韓国映画なんですね!人間の見た目と中身のどっちが大事という部分をモチーフにしている点は「美女と野獣」にも似てますが、全く違ったテイストの作品で楽しめました。昔々から美しいお姫様とハンサムな王子様の話がみんなの大好物ですが、今作は、そこに捻りを加えて、「白雪姫」の斬新なパロディー作品に仕上がっていました。この作品が美容整形大国の韓国製作というのも興味深いところです。最近は、ルッキズムが問題視されていますが、インスタなど視覚情報に四六時中さらされている影響もあるのかなと個人的には心配になります。今作の主人公・白雪姫のありのままの自己肯定感や父である王様の娘への深い愛情にホッと安堵しました。キスをすると魔法が解けるのも定石どおりですが、ちょっと違っていて笑えました(笑)。何事もほどほどがよいですね。
スノーホワイト素敵
整形大国・韓国ならでは
ディズニーへの皮肉まみれなアンチテーゼを、ディズニー風の絵柄で作るとは、と爆笑。
ディズニープリンセスって、「いろいろ冒険してるけど、結局幸せになるのは美男美女じゃね?それっておかしくねぇ?」という問いかけ。
外見ってそんなに重要?
本当の人の美しさって何?
美醜で人を判断するルッキズムの愚かさを、グサグサと刺してくる。
こども向けファンタジーのフォーマットで、ここまでコテンパンに叩いていたのは心地よい。
背景には韓国が整形大国であるという事情も透けて見えます。
この手の映画では大抵、男が女性の美醜を差別することに対する、フェミニズム的な批判で終始しがちなのだが、本作は違いました。
化粧や整形などで美しく見せることによって、男性の力を利用する女性のズルさ卑怯さまで踏み込んでいました。
一見すると韓国製3D映画なこともあり、ふと鬼滅風ゲームが頭をかすめ「パクりなのか?」と思いきや、さにあらず。
この絵柄にした意味がありました。
そして何より、観ていて純粋に画面が楽しいのがよかった。
動きの表現がいい。
子どもから大人まで楽しめると思います。
本当の美しさとは?
美しさとは
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