劇場公開日 2020年9月18日

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「韓国では年間2万人の子供が行方不明になると聞く」ブリング・ミー・ホーム 尋ね人 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0韓国では年間2万人の子供が行方不明になると聞く

2022年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

内容のの過酷さに、まる二日悶々としてしまった。
レビューを書くのも苦しい。
調べると、2014年に韓国南部の島で起きた「新安・塩田・奴隷労働事件」を、
モデルにしたと思われる。
「(塩を作る塩田での)奴隷労働事件」も残酷で、
   知的障がい者・家出人・100人以上を言葉巧みに拉致・誘拐・人身売買で集めて
塩田で奴隷として強制労働に従事させた。
   現地警察の黙認、さらに島民も深く関わっていて、逃亡を密告するなどの役割を
   担っていた。
   障がい者たちは無給で奴隷として働かされ、寒さと飢えに加えて虐待を受けた。
   四肢切断もあったの聞く(その語彙に震える)。

『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』では、子ども(当時7歳)が行方不明になって6年。
看護師のジョンヨン(イ・ヨンエ)は、新しい情報を得る。
息子のユンスに似た少年が、ムソンのネブ島にあるマンソンの釣り場で働かせられると聞き
現地に向かう。

美しい島の綺麗な釣り場なのに住民はいかがわしい。悪意に満ちた住民。
漁村の警官ホン(ユ・ジェミン)は、あたりは柔らかいがジョンウンに非協力的だ。
住民もホンも母親をミンスに会わせまいと必死だ。
ヨンスの痕跡を感じる母ジョンスン。
母親の勘が囁く(ユンスはここにいるに違いない・・・ミンスと呼ばれる少年が、
きっと・・)

事実ミンスと呼ばれる少年は暴行で聴力を失い、足を鎖で縛られ手錠をされて寒い部屋に監禁されている。

イ・ヨンエの疲れ切った表情が息子の6年間の行方不明の苦しさを物語っている。
映画はミンスが息子のユンスなのか断定しない形になっている。

韓国では毎年2万人の子供が行方不明になると聞く。
(たとえ実際の人数が10分の1の2000人でも驚くに値する数字だ)
『暗数殺人』2019年(韓国)でも、実際に警察が事件として把握している殺人被害者の
実際は数倍以上の殺人被害者がいる実態を映画にしている。
この事実は日本も決して無縁ではない。
行方不明の子供たちはいったいどこで、どうしているのか?
闇は深い。
この映画はそんな社会の暗部に斬り込んでいる。
知的障がい者・家出人・100人以上を言葉巧みに拉致・誘拐・人身売買で集めて塩田で奴隷として強制労働に従事させた。
現地警察の黙認、さらに島民も深く関わっていて、逃亡を密告するなどの役割を担っていた。
障がい者たちは無給で奴隷として働かされ、寒さと飢えに加えて虐待を受けた。四肢切断もあったの聞く(その語彙に震える)。

『ブリング・ミー・ホーム 尋ね人』では、子ども(当時7歳)が行方不明になって6年。
看護師のジョンヨン(イ・ヨンエ)は、新しい情報を得る。
息子のユンスに似た少年が、ムソンのネブ島にあるマンソンの釣り場で働かせられると聞き
現地に向かう。

美しい島の綺麗な釣り場なのに住民はいかがわしい。悪意に満ちた住民。
漁村の警官ホン(ユ・ジェミン)は、あたりは柔らかいがジョンウンに非協力的だ。
住民もホンも母親をミンスに会わせまいと必死だ。
ヨンスの痕跡を感じる母ジョンスン。
母親の勘が囁く(ユンスはここにいるに違いない・・・ミンスと呼ばれる少年が、
きっと・・)

事実ミンスと呼ばれる少年は暴行で聴力を失い、足を鎖で縛られ手錠をされて寒い部屋に監禁されている。

イ・ヨンエの疲れ切った表情が息子の6年間の行方不明の苦しさを物語っている。
映画はミンスが息子のユンスなのか断定しない形になっている。

韓国では毎年2万人の子供が行方不明になると聞く。
(たとえ実際の人数が10分の1の2000人でも驚くに値する数字だ)
『暗数殺人』2019年(韓国)でも、実際に警察が事件として把握している殺人被害者の
実際は数倍以上の殺人被害者がいる実態を映画にしている。
この事実は日本も決して無縁ではない。
行方不明の子供たちはいったいどこで、どうしているのか?
闇は深い。
この映画はそんな社会の暗部に斬り込んでいる。

琥珀糖
NOBUさんのコメント
2022年7月15日

今晩は。
 コメント有難うございます。
 私も気品高き英国映画は好きですね。
 コリン・ファー出演作なども、ほぼ観ています。
 アンソニー・ホプキンス主演の近作映画では、「ファーザー」が良かったですね。では。

NOBU