「結構しんどい」ブリング・ミー・ホーム 尋ね人 tackさんの映画レビュー(感想・評価)
結構しんどい
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オープニングで『母なる証明』っぽいなあと感じ、何となくそんなイメージでこの映画を見始めた。
しかし、非にならないほど、今作品は絶望的だし、起きる出来事が悉く悲劇的。
本当、観ているこちらの気持ちもどっと疲れるような内容だった。
特に、あのチャン・デヒ(梨泰院クラス)を10倍悪くしたような警官役を演じたユ・ジェミョン。
彼の演技はまさに狂気である。彼の悪に徹した演技が、この作品に恐怖と絶望を与えていたような気がする。彼のあのラストは本当凄かった。
先に出した『母なる証明』と違うのは、最後にほんの少し希望を見せたところか。
しかし、終わった後は、何とも言えない虚脱感があった。
映画としては、5点満点つけたいのだが、あの浜辺で横たわった遺体を見つけ、実の息子かどうかを確認するため、足の副爪を確認するのだが、あのシーン、正直体が泥まみれでよくわからなかった。
私の見落としだが、結局『そういうことか』と気づいたのは映画が終わってレビューを見てから。
あとシカ猟をするシーンがあるのだが、ちょっと個人的にあのシーンはきつかった。
もう1回この作品を全部見ようという気になれないのが、あのシーンのせいかな。
最後に『制作においていかなる虐待も行っておりません』とエンドロールに出たが、
こういう映画に出演する事自体が、子役にとって結構精神的にきつそうだな、と毎回思ってしまう。
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