「見て損はない映画かもしれません。」グンダーマン 優しき裏切り者の歌 caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
見て損はない映画かもしれません。
結局、映画一本を使って描くほどのネタでもなかったというのが結論ではないしょうか。
なにやら時系列がわかりづらく、ストーリーに入りきれないために、徐々に傍観者になりがちな映画ですが、ライブシーンがあるために、少しだけ映画の中に戻ることができます。
面白くないというところまでもいかず、大きな盛り上がりもなく、エンディングをむかえます。
秘密警察に協力して、人を裏切った葛藤を描ききれているかどうかというところも、よくわかりません。
東ドイツはどうなんでしょう。まったく詳しくないのでわかりませんが、人道的にあまりにひどい話は出てきませんね。だから、ベルリンの壁が崩壊したと言えるのかもしれません。
共産主義の中で生きる人々の様子を伺い知れる作品ではあるので、見て損はない映画というところでしょうか。
秘密警察に協力していたから、音楽活動が出来ていたとすると、ミュージシャンとしての評価は難しいですね。
コメントする