「圧倒的熱量の行先」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的熱量の行先
内容。1969.5.13東大駒場キャンパス900番教室で行われた三島由紀夫と東大全共闘の討論会と残された関係者による事件後50年目の真実。三島由紀夫にスポットライトを当てた作品だがメディアの隆盛時期に反米愛国運動の本質に迫る熱量の強すぎる和解とアンビバレントな決裂。オープンエンドな妥協点が良かった。強すぎる経験は、呪いと同じで三島由紀夫自身も戦争に対し呪われたし、呪われた三島由紀夫に関係した人も一生忘れることは出来ない連鎖の時代だったんだなと感じた。しかし紳士的で誠実な三島由紀夫には好感が持てた。事実は小説よりきなりでした。
コメントする