「すばらしい記録」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 redirさんの映画レビュー(感想・評価)
すばらしい記録
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大変勉強になった。昔聞いた話の忘れてたことやわからなかったことが少し埋まった感じ。レスペクトということをなにより感じた。学生側はみんな目が輝き、まじめに何か吸収しようという意気込み感じる、三島由紀夫は非常に真摯誠実自分より若い学生自分とは違う思想、前提の若者たちを尊重し楽しみユーモアたっぷりに巧みに話す。三島のユーモアにどっとウケる会場、同じ場を共有し敵味方なく好きなことを言い批判され批判し笑い殴る殴れと挑発あっでも殴らないよ。民青に牛耳らレテいた駒場キャンパスここの建物、教室でのこの時間は、物資的にも精神的にもまさに解放区であったかのよう。解放区において、カメラもあり、東大全共闘の特に壇上の面々はそれなりにおしゃれしてカッコよく写ろうとしていたのかな。学生の時から前歯かけていた小阪修平氏の天皇というキーワード切り出し取り込みよかった。小阪氏もう他界されていたとは(四方田犬彦氏のFacebook記事で知る、、ちなみにこの記事がとてもよい、映画の理解を助ける)平野啓一郎氏の冷静な三島分析も世代の狭間の自分にとってわかりやすく助毛になる洞察。三島文学は訳もわからず中学生のとき魅了された、このような存在は右も左もない。今、世界に、日本に、広い地平を見える事象はあまりに利己的であまりに狭量だ。
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