「ゆとり世代の感想」三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実 やんぬさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆとり世代の感想
三島作品は3作しか読んだことがなく、単純に興味本位で鑑賞。
いち作家という枠には収まりきらないその存在感と影響力を、映像としての三島由紀夫を通じて初めて目の当たりにできた気がする。
いわゆるインテリ達の紡ぎ出す言葉に、鑑賞中は理解が追い付かないことが多々あったが、
論破や打ち負かすことを目的としない三島の姿勢は、懐の深さというか、男としての器の大きさを感じたし、観ていて心地よかった。
そもそも当時の時代背景に対して理解が乏しい中での鑑賞だったが、
このご時世、矛先が曖昧な日本国に対する憂いである必要はないが、熱と敬意と言葉 を大切にしながら生きていきたいと思った。
コメントする