「【コンテンポラリー・ダンススタイルで、「ロミオとジュリエット」を大幅に改編した舞台を映画館で鑑賞する。 「Bloody Romeo and Juliet 」 brabo!! 】」マシュー・ボーン IN CINEMA ロミオとジュリエット NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【コンテンポラリー・ダンススタイルで、「ロミオとジュリエット」を大幅に改編した舞台を映画館で鑑賞する。 「Bloody Romeo and Juliet 」 brabo!! 】
ー”新解釈版「白鳥の湖」でバレエ界に新風を巻き起こした英国バレー界の鬼才、マシュー ボーンの新作舞台「ロミオとジュリエット」がいち早く日本のスクリーンに初登場!”
と資料にあるが、
純粋なバレエ映画は
「ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」
ルドルフ・ヌルエフを描いた「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」
先日観たばかりの「ロミオとジュリエット」しか、観たことがない・・。
だが、”面白そうな匂いが濃厚に漂う”ので、イソイソと劇場に足を運び、鑑賞。-
■物語の粗筋
ーここを事前に確認しておかないと、映画(舞台)を観ても、少し分からない部分があると思う。
何故なら、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」と粗筋は概ね同じだが、マシュー ボーンが大胆に設定を改編しているためである。ー
ー近未来、反抗的な若者を矯正する教育施設「ヴェローナ・インスティテュート」では、若者達は男女別に分離、接触を禁じられ自由を奪われ、監視下のもと暮らしているー
・暴力的な看守、ティボルトが支配する「ヴェローナ・インスティテュート」
・有力政治家の両親から見放され、施設に入れられたロミオ
・ロミオとジュリエットは激しい恋に落ち・・、だがティボルトが・・。
・ロミオたちの仲間の一人、マキューシオが酔ったティボルトにより、命を落とす・・。
・怒りに燃えるロミオとジュリエット・・
そして、・・・
<観客の騒めき、拍手も収録されているため、臨場感に溢れ、斬新な設定や、ロミオとジュリエットの何度も愛を交わす姿、そして白と”赤”の哀しきコントラストも印象的なラストシーン。非常に面白かった作品。>
<2020年10月3日 刈谷日劇にて鑑賞>