劇場公開日 2020年10月9日

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「女性あるある」82年生まれ、キム・ジヨン せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0女性あるある

2020年11月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

出産を機に仕事を辞めたキム・ジヨンは、たまに誰かが乗り移ったかのような言動をとる。そんなジヨンが何に苦しみ何に悩んでいるかを描きながら、現代の女性の苦しみを優しく描く話。
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この映画が良いのは、女性あるあるが盛り込まれているものの家事育児が大変というのはメインで出てこないこと。家事育児が大変なことは当たり前なんだから、わざわざそこまで重視する必要ないんですよね。
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その代わりに親から期待されるのは息子ばっかりだったり、痴漢をされた被害者はこっちなのに思わせぶりな態度や服装の問題だと言われることなどなど普段男の人が気にもしていないようなことを細かくちゃんと描いていることが良かった。
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ジヨンの体験全てが自分に当てはまる訳ではなくてもどれか一つでも女性なら共感ができることだと思う。私は一人っ子だからほかの兄弟と比べることはなかったし、女子校で女の人が働いて出世することが当たり前の教育を受けたと思ってるからジヨンに比べたらそこまで辛い思いはしてない。
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それでも、自分の進学より男のいとこの進学が決まった時の方が大騒ぎする父親に、学校で痴漢とかの被害に遭わないためには自分も服装に気を使えっていつかの先生が話してたり、ジヨンと同じような経験は私もしてる。
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触られるまではいかないけど電車でおじさんが異常に近くに寄って来た時は長いスカートだったし、そのおじさんの顔も見てなかったけどね、痴漢みたいなのに合いましたけどね。
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この旦那さんもイケメンで優しくて良い人で、ジヨンを助けたいのにイマイチやることがから回って悪い方向にいっちゃうのもあるあるだよね(笑)1番辛いことが家事育児の大変さじゃないことだってある。あとはその辛さを同じ女性であるお義母さんに理解して貰えないのもかなり辛かったりね。
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私もこれから生きていくうちにガラスの天井にぶつかる日が来るんでしょうか。

せつこん