「映画としては悪くないけど、内容は何を今頃!でした。」82年生まれ、キム・ジヨン たこ姫さんの映画レビュー(感想・評価)
映画としては悪くないけど、内容は何を今頃!でした。
ベストセラーの映画化で、原作を読まなければと思いつつ、まあ映画が先でもよいかと見に行った。
結婚して専業主婦になればこうなることは見えていたわけで、何を今頃初めて知ったみたいに!覚悟が足らん!と、見ながらイライラした。
韓国が儒教社会で女性が生きづらいのは知っていた。でも映画の中に出ていた先輩のキャリアウーマンが身近にいたのに、母親が自分の人生を諦めた姿を見ていたのに、父親の男社会が当然な態度を見ていたのに、何も学んでいなかった主人公はアホ!
結婚しないお姉ちゃんは賢かったね。
67才の私自身がしっかり自覚して生きてきたから、こういう甘ちゃんには腹が立つ。
「家具付き・セックス付き・一生おさんどんをするから養って」という専業主婦は嫌、専業主婦を強要されたら結婚はしないと宣言した。出産後姑からじんわりと退職を促されたけど、仕事辞めるぐらいなら離婚するとも言った。何より経済的な自立は欠かせない。
夫が「手伝い」をするのは家事の主体は女という考え方。生活のパートナーとして家事や子育てを半分負担するのは当然と、結婚生活は長い長い戦いの連続だった。
勿論、職場でも戦いはあった。
書き出すと切りがないのでやめるが、そもそもの原作がしょうがなかったのだ。映画自体の作りも役者も悪くない。
でもこんなのが韓国で大ブレイクするのか~、悲しいね。
何かを発言するにはよって立つ個人の自立が必要。
韓国女性に頑張って欲しい。
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