「延期からの再開でやっとムヒカさんに会えました!」世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ fuhgetsuさんの映画レビュー(感想・評価)
延期からの再開でやっとムヒカさんに会えました!
3月以来、2ヶ月ぶりにやっとミニシアターで映画を楽しめました!
ちょうど休業要請がはじまる3月末に封切り予定だった映画なだけに、再開したらすぐ行こうと楽しみにしてました。
名演小劇場にて、#世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・#ムヒカ。
ムヒカさんの日本人に向けたドキュメンタリー映画がもう1本予定されてたのに、そっちは未定になってしもうた。
ムヒカさんのことは今までYouTubeでインタビューやらブログ記事などでかじる程度に知り、その人柄とか優しさのイメージだけで、すごい大統領だと思ってましたが。
今日見た映画は、その生い立ちに迫るドキュメンタリー。
いかにこのような人物が南米ウルグアイに現れ、リーダーとなったのか、まったく世界の歴史に疎いので勉強にもなり、衝撃でもあり、納得したのだった。
その辺は映画をご覧になるか、気になる方は一度調べてみてください。
名台詞がいくつか出てくるんだけど。
善は悪にもなる、悪もまた善になる。
ムヒカさんだからこそいえる、それまでの人生から滲み出た珠玉の言葉だった。
あれだけ善くも悪い革命という犯罪をして、何度も撃たれて、何度もブタ箱にぶち込まれて、収容所を転々として、脱走して、逃げて襲撃して捕まっての人生で死んだり殺されなくてよかった。
本当に、カミさまに守られてるとしか思えない。
革命後の新しい世の中で、刑務所から出てきて大統領になるなど想像してなかったとはいえ、凄まじい人生を振り返ってもそうなるための善い人生だったと自覚してる。
それが、あの素晴らしい大統領を生み出す背景となったことを知った。
今の日本に必要なメッセージがたくさんある。
コロナの緊急事態で延期の運命となった上映が、解除されてこのタイミングで見れたことにも意味を感じる。
もう1本の、日本人へのメッセージを込めた映画も早く見たいな。