劇場公開日 2020年3月27日

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「お茶会の意味」世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5お茶会の意味

2020年4月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ウルグアイの第40代大統領、ホセ・ムヒカを2014年~2015年にわたって取材したドキュメンタリー。
大統領としての給与の7割と、私財を投じて、貧民層に暮らす家を作ったり、農業などの仕事を作ったりという、私的活動がメインのお話。
誠意と信念でその活動をしているため、国会や国際会議には、一張羅のスーツをクリーニングに出して着回しているほど、貧乏だったりします。

所々に、過去、軍事政権下で圧政に反抗した地域ゲリラの長だったため、盗みや誘拐、脅迫、暴行の罪で十数年の監獄暮らしだったことが、インサートされます。

同世代の爺さん三人でお茶するシーンは、単なる老人会に見えて眠くもなります。
別々の地域のゲリラだった三人が、それぞれの組織への「人質」としてずっと同じ刑務所に入れられていて、お互いの女房より長くいたため会話することもないくらい理解しあっているということが、後半でわかるまで「なんだろこいつら」と悩んでしまいました。

まるでおとぎ話に出てくるような、愛に生きるお爺さん、という感じでまとめられておりました。

日本との関係性を描いた『ムヒカ』という作品があるらしいので、そちらも見て見ようと思いました。

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コージィ日本犬