グレイス 消えゆく幸せのレビュー・感想・評価
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派手な見栄えと奇抜さだけで黒人市場に売込みを図った退屈な作品
本作に登場するのは、被告人の中年女性もその夫も友人も、公選弁護人の若い女性もその夫の警官も職場の上司も、主要キャストは全員黒人であり、黒人マーケットを狙いに来ているものと想像する。
マーケット戦略性の強い作品は、えてして派手な見栄えとか奇抜さで勝負に来ることが多い。本作もそれが露骨で、被告人女性と若い男性との出会いから結婚までの甘い関係を延々とウンザリするくらい描いて、女性の幸福が頂点に達した後、突然、そこから真っ逆さまに突き落とす。まさに<派手な見栄え>を狙っているのだ。
ところが、弁護人女性が事件をきちんとフォローしてみると、意外にも死体のないことがわかる。そして、さらに訴訟に入って審理が進められていくと、意外や意外などんでん返しが…という<奇抜さ>が待っている。
この辺はヒッチコックじみていて悪くないのだが、いかんせん裁判シーンがチープでバカバカしい。前半で退屈なラブシーンに延々と費やした時間に比して、こんな重要な箇所を端折った監督の能力に疑問符が付く。
さらに最後のどんでん返しも、全然盛り上がらないで、「は、そう来たか」というだけの話に止まる。この辺は、見栄えと奇抜さを優先させ作品の良し悪しを後回しにしたんじゃないか、と勘繰りたくなる。
身近に、ロマンス詐欺にあって毟り取られちゃったり、既婚を隠してた男...
身近に、ロマンス詐欺にあって毟り取られちゃったり、既婚を隠してた男にだまされてた妙齢の女性が、少なからず居て・・・。
肩書きとか、心地よい言葉とか、信じたくて、信じてしまうのか・・・。
男女の関係は、非日常じゃなくて、日常に目を向ければ良いのに・・・。
たたみかけるラストに楽しめました
法廷物をうまくサスペンス仕立てにされてると思いました
真実がわかってから、最初からのいろいろな伏線に気が付いてよくできた作品だなと
弁護士が情熱だけなので法廷物としては物足りないけど、きちんと伏線回収されてて気持ち良く観終われました
中年女性の描き方がかなり可哀想に思えましたが、現実にもあんなふうなのかとも思います
ステップアップ
法廷内のやり取りなどは 薄っぺらく感じるけれど、(経験の全くない)若手弁護士が、第一級殺人で有罪とされる女性との接見で 心動かされ、上司の反対を押し切り 無罪の判決を出すべく奔走するストーリー。
正直、初めから胡散臭ったですよ、“親友”のサラは。
だって、写真の展覧会を勧めるあたり、ピンポイント過ぎて(笑)。
シャノンも“お金目当てです”感丸出しだし(笑)。
でも、若手弁護士のステップアップの為の案件なんだと思って観ていたので、結末は容易に想像できますが、面白かったですよ。
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