「ちょっと理解につまづくと、容赦なく置いていかれる。」TENET テネット クリストファーさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと理解につまづくと、容赦なく置いていかれる。
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面白いし、設定や発想が凄い!!
と思うんだけど、すぐに理解できないやつは置いてくから、って感じで話が進んでいくので、あんまり考えすぎない方がいい。
映像もスタイリッシュだし、やっぱりノーラン監督のリアリティ、凄い。
反面、これを面白く思えないとバカ、理解できないとバカ、みたいな空気がある気がする。
観る人を選ぶ。
冷静に考えると「それってどうなの?」というところもある。
あのスピード感と複雑さで、細部の設定をけむに巻かれてても分からなそう。
怒涛の展開なので疲れたし、音楽もうるさくて、あんまり好きじゃなかった。
俳優陣は若手からベテランまで演技派。
デッキに塗られた日焼け止めで、ぬるっと海に落とされるケネス・ブラナーに笑ってしまった。
「悪魔はいつもそこに」という映画でのロバート・パティンソンがイヤな役を怪演してて、あまりに上手いので嫌いになりかけていたけど、今回の不思議な淡々とした独特の空気感、とても良くて、いい役者だな、と思う。
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