「何が何だか??」TENET テネット Mt.ブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
何が何だか??
大分、公開から経ちましたが、漸く鑑賞。
IMAXで観たので迫力は最高。
内容は、???
「一回観ただけじゃ解らない」との評判通りで、進行と逆行が同時の為、観たシーンに戻っていくというややこしさ。
なのでさっきのあのシーンの?の部分は「こういう事か。」となるわけです。
が、しかし!(理解しきってない前提です。)
字幕だから理解し切れてないのか、最初第3次世界対戦防ぐとか言ってましたが、ラストは、末期ガンで自暴自棄になったセイターが世界巻き込んで自爆するのを防ぐ戦いとなってません?しかも「戦争か!」と言うぐらい激戦に、何故?。
要するに肝心要の部分をセリフでパッと流し、舞台となる場所で大アクションとなるので(しかも進行と逆行を同時で。)
概念の難しさと映像のややこしさで、大雑把にしか把握出来ない。
それが売りだと言われればそれまでですが。
時間が、逆行する装置(回転ドア)が都合よく有りすぎる気がするんですよ。
後、進行する時間の中を逆行するという設定ではあるんで、どの程度まで遡っているのか、遡れるのか?どうやって元の時間軸に戻るのか?。
時間の逆行とタイムトラベルが、ごっちゃになってません?
ヒロインのキャット、自分が不倫して夫に贋作売り付けて弱味握られ、嫉妬に狂ったDV夫に子供の為に耐え忍ぶ?
同情出来ないと言うか、そもそも人物描写が全体的にあっさりなので、主人公のキャットへの愛情?とかニールの友情とか弱く感じる。
解りづらいのが、核と逆行物質の関連。
核は、逆行物質(バラせる鉄の棒みたいなヤツ)へのミスリードでいいのですかね?
個人的な感想ですが、時間の進行と逆行を同時に見せる事に注力し、設定の詰めの甘さがあるように思えます。(理解出来ていないだけ?)
アクション無しのサスペンス主体のスパイものでやった方が良かったかと。
長尺の映画、理解するために2度も3度も観れませんよ。お尻が痛い(笑)