「解説動画→2回目鑑賞でやっと全部理解できた」TENET テネット さくらさんの映画レビュー(感想・評価)
解説動画→2回目鑑賞でやっと全部理解できた
みんないう通り、1回目で全て理解するのは絶対に無理!
YouTubeで解説動画を見漁って、順行・逆光の流れを理解して再度見ると、かなりわかりやすく、誰が何をしているのか把握しながら見ることができた。
一回目では、誰が順行で誰が逆行かすら把握できなかったのと、画面に移されてないところで逆行→順行に戻ったりの行動があるようでその辺を脳内補完するのが難しかった。
ちなみにネタバレなしの予習動画も見て行ったけど、エントロピーが低くなるから逆行できる、とか、陽電子が、、とかはストーリー的には重要ではなくて、時間を逆行する人たちの行動の流れの整理が一番重要で難しかった。
全ての流れが分かると、ストーリーの流れもよくわかり、面白い!時間逆行の設定の描き方が話をややこしくしすぎてしまってるけど、理解の苦しみを乗り越えると逆に理解できる楽しさもあり。
最後ニールが自分の死の瞬間を自覚して、アイブスに付いていくことを決めるシーンは泣ける。なんてかっこいいんだ、、ニール、、
ちなみに妥協をゆるさない監督は、飛行機突っ込むシーンのやり直しをさせたらしい。1回目は突っ込みすぎたとかなんとかで。「やり直し!」っていわれた瞬間のスタッフを思い浮かべると、かわいそうだけどなんか笑えてしまう。
ニールが子供説は賛成派、反対派がいるみたいだけど、2回みて子供だったんだな!と確信した。理由は、主人公が勝手に助けたキャットをニールがちゃんと看病するのは母親だから、っていうのと、何より最後のシーンでキャットからの電話で主人公がプリヤからキャットを救った時、世界が滅びる爆弾は爆発しそうだった(表現は忘れた)的なナレーションがあったので、プリヤが親子を死なせる=ニールが将来過去に戻ってスタルスクで主人公を助けられなくなる(世界が終わる)なのかなと。
長い映画だけど最初から最後まで惹きつけられて飽きがなかった。いつもは途中で時間が気になっちゃうタイプなんだけど。アクションシーンも派手で満足。
いや〜面白かった、2回の鑑賞料で、考察時間含めてそれ以上に楽しめるコンテンツだった。