「あーはいはい、なるほどね。」TENET テネット えさんの映画レビュー(感想・評価)
あーはいはい、なるほどね。
とはならない。むず過ぎ。
冒頭のシーンがピーク。音響効果もあって一気に引き込まれる。ただし、そこまでが理解の限界だった。
予告編から凄そうなことは感じていたし、巡行と逆行が同時に進行している最後の作戦シーンも凄く新鮮だったが、開始3、40分程度から理解を超えたものを永遠見せられてそれ以降正直退屈さも感じた。
だからか、暇な分粗探しみたいな目線で見てしまったかもしらない。
しょうがないのかもしれないが逆行している人物の動きがぎこちなさ過ぎる。
特に逆行主人公と巡行主人公との戦闘はかなりぎこちない。それぞれは巡行しているはずなのに、逆行ありきの動き方をしていて不自然。
あとなんで逆行主人公は過去の主人公を撃とうとしたんだ?外れることを知ってたから別にいいか。って感じなのか?
セイターがキャットをマスクを掴みながら逆行装置の所に連れてくる、退出するシーンは失笑もの。
主人公がキャットを必死に助ける理由もよく分からない。観客に納得のいく説明もない。
また伏線の張り方も無理矢理で海に飛び込んだキャットは唐突過ぎて違和感しかない。愛人や友人、別人と錯覚させるならパーティとか他の人も乗ってる雰囲気を入れておくべき。いきなり誰か飛び込み自殺したぞ?てなるわ。
1回見ただけでは理解できない。それが映画として良いのか分からないけど映像体験としては物凄いものを見れた。