「終始混乱」TENET テネット でぐでぐさんの映画レビュー(感想・評価)
終始混乱
この映画はアクションシーンが多くあり、かなり見応えがあったので長時間飽きることなく観ることができたのが良かったです。
久々に友達と揃って映画館で鑑賞したので、音の質や体に響く重低音と大音量は(心臓の音と同じぐらいのテンポで流れてくるからシーンと共に自分の緊迫感も上がる!!)この映画の楽しみどころでした!
ただ、私が普段からストーリーが比較的分かりやすいコメディや、明るめの実話を元にした映画をよく観ているせいか、今回のSF(?と言っていいのかも分からないのですが)演出にはあまりついていけず、、、
映画を観ていた後半から感じたのですが、
テネットとは、時間軸、逆転、そもそもなぜこうなったのか、などこの映画を観る際、初見であれば考えずに観た方がいいですね。
登場人物たちも、テネットの話を初めて説明された時((全く意味分かんねえ、、))って反応をしてますが、映画を観てる私も(ずっと観てたけど私も分かんねえよ、)って思いながら観てました。
よく映画の設定を説明してくれるようなシーンがありますが、物理とか時間の概念とか哲学みたいな話だったので、理解しようと一生懸命字幕を追っていましたが、、。後から考えると独特な世界観漫画の1ページ目から始まるめちゃくちゃ長いストーリー設定を一回飛ばして読んでみてもなんとなく楽しめるみたいに、今回の映画もフィーリングで楽しめば良かったのではないかなと。
細かいところまで知りたかったらまた2・3回と観て研究すれば良いと思います。
今回はストーリーの分かりづらいさと、登場人物のキャラクターがなんとなくハマらなかったところは少し残念でした。
多分なんですが、他の映画の様にお互いを名前で呼ぶシーンや深い絆を築くシーンが少なかったからかな?と。ほとんど決まった顔しか出てこなかったのに、真面目な主人公も、頼りになる相棒も、囚われの身の奥さんも、なんとなーく全員が脇役っぽく薄れてしまったように感じました。