「時間のパラドクス」TENET テネット @花さんの映画レビュー(感想・評価)
時間のパラドクス
今来た道をムーンウォークする話。
鑑賞前に難しいと言う声があったので、伏線を逃すまいと画面を食い入るように見つめ続けました。
クリストファーノーラン作品では、難しい専門用語が沢山出てきて混乱することがあるけど、台詞や小道具、伏線から状況整理できるように工夫されているので、見慣れてくればキーワードやキーパーソンに気づくことができる。
今回も登場人物一人ひとりにとっての時間の流れ方が回転扉をくぐるたびに変わるので、順行しているのか、逆行しているのかをキャラクターごとに理解しながら鑑賞する必要があった。
けど、過去作よりも丁寧に色分けされていたり、音楽が裏打ちになったりととても分かりやすく概念を視覚化していたので、迷子になることなく完走できた。
ただ、クリストファーノーラン作品初見の人には見にくい映画だろうなと思いました。
映画を見た後に考察する楽しさがあるので、是非、映画を語るのが好きな方と一緒に劇場でご覧ください。
とても見応えのある作品でした。
私の迷子のようなレビューに共感をありがとうございます。@花さんは よく理解されているご様子ですね。私は3回観たのですが、順行 逆行のやり取り?仕組み?が、まだ飲み込めずにいます(笑)
ただ、ニールの「物語」は何となく分かって来て 切ないなと…。でも 私はやっぱりインターステラー派(笑)かな?と思いました。