「冒頭、圧巻のアクションだったが。。。」TENET テネット Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)
冒頭、圧巻のアクションだったが。。。
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冒頭、満員のホールでのコンサートシーン。
静寂の中で始まるこの映画、
わくわくしながら見ていくと、その後、少しずつ
「?」が増えてくる。
・なぜか、貨物列車の行き交う駅での露天拷問(笑)
・なぜか、インドの武器商は妻が実権把握
・なぜか、ロシアの黒幕は妻と家庭内別居
(一応、理由はあるが大物感は減衰される)
・なぜか、金塊山盛りの貨物機は警備が手薄
・なぜか、高価な絵画が保管されている部屋は見学可能
暗躍する組織や人物たちが、大物なのか、
それほどでもない奴らなのか、スケール感や背景が
わかりづらすぎる。
映画の構成は凝っているが、なぞなぞを散りばめるのに
集中しすぎて、映画全体の世界観が見えないため、
感情移入できなかった。
真の黒幕は主役だった、というラストの種明かしも
「そうだったんだねー」でしかなかった。
そういうことは気にしない人は、高い評価をつけるかもしれない。
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R41さんのコメント
2024年4月16日
時間が関係するSFは、作り手の考えることが「正しさ」になるので、ついていけないことがあります。
わからないことが積み重なっていくようなこの作品は、難しいですね。